本がひらく

NHK出版の書籍編集部が、多彩な執筆陣による連載小説・エッセイ、教養・ノンフィクション読み物や、朝ドラ・大河ドラマの出演者や著者インタビューなどをお届けします。新刊情報も随時更新。ときどき編集部裏話も!

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記事一覧

サボる哲学 リターンズ! 第5回 孫といっしょに塩をとる――非戦としての採集アナキズム

国産EV:衝突を重ねながらも乗り越えた開発秘話――試し読み『新プロジェクトX 挑戦者たち』(5)

ゆっくりやすみなさいと、言われていたのかもしれない。「必要だった」――《こどく、と、生きる》統合失調症VTuber もりのこどく

【連載】南沢奈央「女優そっくり」第7回

料理の出し方で途端に時間の流れが変わる。「フランス人から学んだコース料理の美学」――料理に心が動いたあの瞬間の記録《自炊の風景》山口祐加

明石海峡大橋:世紀のつり橋建設は、一人の「夢」から始まった――試し読み『新プロジェクトX 挑戦者たち』(4)

三陸鉄道復旧:震災のわずか5日後、1両の列車が動いた――試し読み『新プロジェクトX 挑戦者たち』(3)

カメラ付き携帯:「弱小連合」が成し遂げた、執念の逆転劇――試し読み『新プロジェクトX 挑戦者たち』(2)

東京スカイツリー:天空の現場で起きていた、知られざるドラマ――試し読み『新プロジェクトX 挑戦者たち』(1)

得意であるという自信は「誇り」。じゃあ得意じゃないことができるという自信は?「得意じゃないことをやるという特技」――昆虫・動物だけじゃない、篠原かをりの「卒業式、走って帰った」

本当に恐ろしい体験だったからこそ、語っていかなければならない。「だれしもが」――《こどく、と、生きる》統合失調症VTuber もりのこどく

《寄稿》ハン・ガン 絶望で語る希望――『回復する人間』を手がかりに/韓日翻訳者・小山内園子

ビスケットのおいしい食べ方――料理と食を通して日常を考察するエッセイ「とりあえずお湯わかせ」柚木麻子

統合失調症当事者が、むりなく、偏見もなく、安心した場所ですごせるように。「よすが」――《こどく、と、生きる》統合失調症VTuber もりのこどく

103歳・最期まで作り食べる「火を使わないチャーハン」レシピ (料理研究家・荻野恭子) 【前編】

何を食べようかと心を躍らせることができるのは、消化できる健康な身体があってこそ。「食欲さんの家出」――料理に心が動いたあの瞬間の記録《自炊の風景》山口祐加

サボる哲学 リターンズ! 第5回 孫といっしょに塩をとる――非戦としての採集アナキズム

我々はなぜ心身を消耗させながら、やりたくない仕事、クソどうでもいい仕事をし、生きるためのカネを稼ぐのか? 当たり前だと思わされてきた労働の未来から、どうすれば身体をズラせるか? 気鋭のアナキスト文人・栗原康さんの『サボる哲学』(NHK出版新書)がWEB連載としてカムバック。万国の大人たちよ、駄々をこねろ!  こんにちは。ご無沙汰しております。あまりに暑かったので夏季休業とおもっていたら、もうすっかり冬ですね。冷えてまいりましたが、みなさまいかがおすごしでしょうか? わたしは

国産EV:衝突を重ねながらも乗り越えた開発秘話――試し読み『新プロジェクトX 挑戦者たち』(5)

情熱と勇気をまっすぐに届ける群像ドキュメンタリー番組、NHK「新プロジェクトX 挑戦者たち」。放送後に出版された書籍版は、思わず胸が熱くなる、読みごたえ十分のノンフィクションです。本記事では、書籍版より各エピソードの冒頭を特別公開します。ここに登場するのは、ひょっとすると通勤電車であなたの隣に座っているかもしれない、無名のヒーロー&ヒロインたちの物語――。 友とつないだ自動車革命――世界初! 5人乗り量産EV 1 EVの時代はいつかやってくる世界初、量産型5人乗りEV  

ゆっくりやすみなさいと、言われていたのかもしれない。「必要だった」――《こどく、と、生きる》統合失調症VTuber もりのこどく

「同じ病で苦しむ仲間とつながりたい、救いたい、当事者以外の人たちにも病気のことを知ってほしい」という思いでVTuberになり、配信を通してメッセージを伝え続けるもりのこどくさん。高校生で統合失調症になった彼女がいかにしてVTuberになったのか、その足跡を綴ったエッセイ連載です。 ※#0から読む方はこちらです。 #34 必要だった こどくは高校2年生、16歳のとき、統合失調症と診断され、診断されたその日に精神科の閉鎖病棟に入院することになった。  しかし、こどくはそのときの

【連載】南沢奈央「女優そっくり」第7回

本名の自分であり続けたかった 高校の卒業式の日、私は逃げるように校舎を出た。  その日は久しぶりの登校だった。高校三年の終わりは受験期で登校日が限られていたからだ。いや、もしかしたらそれは、私の仕事が忙しくなってきていたからかもしれないが、今では覚えていない。とにかく卒業式の日に何週間ぶり、もしくは一か月以上ぶりに学校へ行ったら、周りの私への態度が変わっていたのだ。  女優の仕事をしていることを、学校では、先生と親しい友人以外に告げていなかった。だから私がたびたび学校を休むの

料理の出し方で途端に時間の流れが変わる。「フランス人から学んだコース料理の美学」――料理に心が動いたあの瞬間の記録《自炊の風景》山口祐加

自炊料理家として多方面で活躍中の山口祐加さんが、日々疑問に思っていることや、料理や他者との関わりの中でふと気づいたことや発見したことなどを、飾らず、そのままに綴った風景の記録。山口さんが自炊の片鱗に触れ、「料理に心が動いた時」はどんな瞬間か。世界の自炊の風景を求めて旅を続けている山口さん。フランスで本場のコース料理に触れたことで、大きな発見があったとか――。 ※第1回から読む方はこちらです。 #20 フランス人から学んだコース料理の美学  2024年7月、私は3週間かけてフ

明石海峡大橋:世紀のつり橋建設は、一人の「夢」から始まった――試し読み『新プロジェクトX 挑戦者たち』(4)

情熱と勇気をまっすぐに届ける群像ドキュメンタリー番組、NHK「新プロジェクトX 挑戦者たち」。放送後に出版された書籍版は、思わず胸が熱くなる、読みごたえ十分のノンフィクションです。本記事では、書籍版より各エピソードの冒頭を特別公開します。ここに登場するのは、ひょっとすると通勤電車であなたの隣に座っているかもしれない、無名のヒーロー&ヒロインたちの物語――。 世界最長 悲願のつり橋に挑む――明石海峡大橋40年の闘い 1 夢の始まり橋を夢見た男  「人生すべからく夢なくしては

三陸鉄道復旧:震災のわずか5日後、1両の列車が動いた――試し読み『新プロジェクトX 挑戦者たち』(3)

情熱と勇気をまっすぐに届ける群像ドキュメンタリー番組、NHK「新プロジェクトX 挑戦者たち」。放送後に出版された書籍版は、思わず胸が熱くなる、読みごたえ十分のノンフィクションです。本記事では、書籍版より各エピソードの冒頭を特別公開します。ここに登場するのは、ひょっとすると通勤電車であなたの隣に座っているかもしれない、無名のヒーロー&ヒロインたちの物語――。 約束の春――三陸鉄道 復旧への苦闘 1 三陸を襲った未曽有の大地震3年後の入学式までに復旧せよ  東北・岩手県の山あ

カメラ付き携帯:「弱小連合」が成し遂げた、執念の逆転劇――試し読み『新プロジェクトX 挑戦者たち』(2)

情熱と勇気をまっすぐに届ける群像ドキュメンタリー番組、NHK「新プロジェクトX 挑戦者たち」。放送後に出版された書籍版は、思わず胸が熱くなる、読みごたえ十分のノンフィクションです。本記事では、書籍版より各エピソードの冒頭を特別公開します。ここに登場するのは、ひょっとすると通勤電車であなたの隣に座っているかもしれない、無名のヒーロー&ヒロインたちの物語――。 弱小タッグが世界を変えた――カメラ付き携帯 反骨の逆転劇 1 崖っぷちの弱小連合世界を一変させることになる製品  今

東京スカイツリー:天空の現場で起きていた、知られざるドラマ――試し読み『新プロジェクトX 挑戦者たち』(1)

情熱と勇気をまっすぐに届ける群像ドキュメンタリー番組、NHK「新プロジェクトX 挑戦者たち」。放送後に出版された書籍版は、思わず胸が熱くなる、読みごたえ十分のノンフィクションです。本記事では、書籍版より各エピソードの冒頭を特別公開します。ここに登場するのは、ひょっとすると通勤電車であなたの隣に座っているかもしれない、無名のヒーロー&ヒロインたちの物語――。 東京スカイツリー 天空の大工事——世界一の電波塔に挑む 1 世紀の難工事延べ58万人の熱き思い  2012(平成24

得意であるという自信は「誇り」。じゃあ得意じゃないことができるという自信は?「得意じゃないことをやるという特技」――昆虫・動物だけじゃない、篠原かをりの「卒業式、走って帰った」

動物作家・昆虫研究家として、さまざまなメディアに登場する篠原かをりさん。その博識さや生き物への偏愛ぶりで人気を集めていますが、この連載では「篠原かをり」にフォーカス! 忘れがたい経験や自身に影響を与えた印象深い人々、作家・研究者としての自分、プライベートとしての自分の現在とこれからなど、心のままにつづります。第18回は篠原さんが最近見た夢から広がる、人生の判断基準についてのお話です。 ※第1回から読む方はこちらです。 #18 得意じゃないことをやるという特技 最近、歌のオー

本当に恐ろしい体験だったからこそ、語っていかなければならない。「だれしもが」――《こどく、と、生きる》統合失調症VTuber もりのこどく

「同じ病で苦しむ仲間とつながりたい、救いたい、当事者以外の人たちにも病気のことを知ってほしい」という思いでVTuberになり、配信を通してメッセージを伝え続けるもりのこどくさん。高校生で統合失調症になった彼女がいかにしてVTuberになったのか、その足跡を綴ったエッセイ連載です。 ※#0から読む方はこちらです。 #33 だれしもが たまには、こどくに起きた統合失調症の症状のはなしでもしよう。  高校2年生。たのしいことずくめの時期。こどくは唐突に、学校へ行けなくなった。  

《寄稿》ハン・ガン 絶望で語る希望――『回復する人間』を手がかりに/韓日翻訳者・小山内園子

 2024年のノーベル文学賞に、韓国の現代文学を代表する作家ハン・ガンさんが選ばれました。『菜食主義者』『ギリシャ語の時間』『少年が来る』『すべての、白いものたちの』、そして最新作『別れを告げない』など、日本でも数々の作品が翻訳され、多くの読者を獲得しています。  11月11日に刊行の、韓国現代文学の魅力を丁寧にひもといた『〈弱さ〉から読み解く韓国現代文学』の著者・小山内園子さんが、同書の鍵である〈弱さ〉という視点で、ハン・ガンさんの短編集『回復する人間』を読み解きます。

ビスケットのおいしい食べ方――料理と食を通して日常を考察するエッセイ「とりあえずお湯わかせ」柚木麻子

『ランチのアッコちゃん』『BUTTER』『マジカルグランマ』など、数々のヒット作でおなじみの小説家、柚木麻子さん。イギリスでの講演旅行を大盛況のうちに終え、無事帰国した柚木さんが新たに取り入れた食習慣とは? ※当記事は連載の第44回です。最初から読む方はこちらです。 #44 Dunking  10日間のイギリス・オーサーズツアー(講演旅行)を終え、時差ボケと興奮が未だ冷めやらない。過密スケジュールだったため、お土産を買えないまま、最後の数時間でスーパーマーケットの箱入り紅

統合失調症当事者が、むりなく、偏見もなく、安心した場所ですごせるように。「よすが」――《こどく、と、生きる》統合失調症VTuber もりのこどく

「同じ病で苦しむ仲間とつながりたい、救いたい、当事者以外の人たちにも病気のことを知ってほしい」という思いでVTuberになり、配信を通してメッセージを伝え続けるもりのこどくさん。高校生で統合失調症になった彼女がいかにしてVTuberになったのか、その足跡を綴ったエッセイ連載です。 ※#0から読む方はこちらです。 #32 よすが 統合失調症についてもっと知られればいいのに、と思うのはこどくだけだろうか。  100人にひとりがかかり、好発年齢といって、かかりやすいのは10代、2

103歳・最期まで作り食べる「火を使わないチャーハン」レシピ (料理研究家・荻野恭子) 【前編】

世界約70カ国を旅し、各国の料理や食の知恵を紹介してきた料理研究家の荻野恭子さん(70)。「調理定年」という言葉が話題を呼ぶ中、103歳で亡くなった母と、最期まで無理なくできる「独自のクッキング法」を編み出しました。そのクッキング法とは。広く応用でき、パラパラに仕上がる、103歳の「火を使わないチャーハン」のレシピも聞きました。 ■100歳超えても無理なくできる「卓上クッキング」──いま「調理定年」という言葉が話題を呼んでいます。仕事に定年があるように料理にも定年があってい

何を食べようかと心を躍らせることができるのは、消化できる健康な身体があってこそ。「食欲さんの家出」――料理に心が動いたあの瞬間の記録《自炊の風景》山口祐加

自炊料理家として多方面で活躍中の山口祐加さんが、日々疑問に思っていることや、料理や他者との関わりの中でふと気づいたことや発見したことなどを、飾らず、そのままに綴った風景の記録。山口さんが自炊の片鱗に触れ、「料理に心が動いた時」はどんな瞬間か。海外から帰国したのち、旅の疲れからか体調を崩してしまった山口さん。そのとき、山口さんにとっては未経験の症状が訪れていました。 ※第1回から読む方はこちらです。 #19 食欲さんの家出 四六時中「次は何を食べようか」と考えている私の中から