本がひらく

NHK出版の書籍編集部が、多彩な執筆陣による連載小説・エッセイ、教養・ノンフィクション読み物や、朝ドラ・大河ドラマの出演者や著者インタビューなどをお届けします。新刊情報も随時更新。ときどき編集部裏話も!

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世界70カ国旅して食べた、米料理とチャーハン(料理研究家・荻野恭子) 【後編】

1970年代から世界約70カ国を旅し、ロシアやトルコなどユーラシアの料理、食文化を早くに紹介してきた料理研究家の荻野恭子さん(70)。世界の米料理と印象に残ったチャーハンについて聞きました。 ■ロシアとトルコの料理に魅了された理由 ──荻野さんは1970年代から今日まで70カ国近くを旅し、各地の料理や食文化を伝えてきました。とりわけロシアをはじめとする旧ソ連やトルコの料理をかなり早い時期に紹介されています。魅了されたきっかけは? ロシア料理は、中学生のときに担任の先生にロ

    • 薬師寺東塔 大修理:祈りの塔を次の千年につなげ――試し読み『新プロジェクトX 挑戦者たち』(13)

      情熱と勇気をまっすぐに届ける群像ドキュメンタリー番組、NHK「新プロジェクトX 挑戦者たち」。放送後に出版された書籍版は、思わず胸が熱くなる、読みごたえ十分のノンフィクションです。本記事では、書籍版より各エピソードの冒頭を特別公開します。ここに登場するのは、ひょっとすると通勤電車であなたの隣に座っているかもしれない、無名のヒーロー&ヒロインたちの物語――。 祈りの塔 1300年の時をつなぐ――国宝・薬師寺東塔 全解体修理 1 史上初の大修理が始まる創建以来初となる東塔の全解

      • 大河ドラマ「べらぼう」の近世美術史考証者が、「コンテンツビジネスの風雲児」蔦屋重三郎に迫る

        2025年大河ドラマ「べらぼう」。本作の近世美術史考証を担当した松嶋雅人さんの著書『蔦屋重三郎と浮世絵 「歌麿美人」の謎を解く』が好評発売中です。 「べらぼう」の主人公のモデルは蔦屋重三郎。 江戸時代中期、数多ある版元の中で、なぜ蔦重だけがこれほど注目を集めたのか。蔦重が歌麿に描かせた「ポッピンを吹く娘」はなぜ名作と言われるのか。話題を呼ぶ浮世絵を次々に手掛け、江戸を騒がせた蔦重の独自の仕掛けとは――。 蔦屋重三郎のビジネス上の足跡に沿って代表的作品から知られざる名画まで多く

        • そして、思う。持ち回りなのかもしれない。――「愛がありふれている #1」向坂くじら

          いま、文芸の世界で最も注目を集める詩人・向坂くじらさん。「本がひらく」連載で好評を得た、言葉の定義をめぐるエッセイ「ことぱの観察」の次なる連載テーマは「愛」。稀有なもの、手に入りにくいものだと思われがちな「愛」はどのようにありふれているのでしょうか。向坂さんの観察眼でさまざまに活写するエッセイです。  班長になった。町内会のことだ。町内はエリアごとに組に分かれていて、その組はさらに班に分かれている。それぞれ数字がついており、一組一班、一組二班、というふうに呼ぶ。うちの班には

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          サッカー女子W杯優勝:元祖なでしこたちがまいた「種」――試し読み『新プロジェクトX 挑戦者たち』(12)

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          あなたが覚えていなくても、私が一生覚えている「クリスマスが帰ってきた」――昆虫・動物だけじゃない、篠原かをりの「卒業式、走って帰った」

          動物作家・昆虫研究家として、さまざまなメディアに登場する篠原かをりさん。その博識さや生き物への偏愛ぶりで人気を集めていますが、この連載では「篠原かをり」にフォーカス! 忘れがたい経験や自身に影響を与えた印象深い人々、作家・研究者としての自分、プライベートとしての自分の現在とこれからなど、心のままにつづります。第19回は篠原さんの今昔クリスマスからひろがる、人生のギフトのお話です。 ※第1回から読む方はこちらです。 #19 クリスマスが帰ってきた 私の人生にクリスマスが帰って

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          この先に待っているはずの、たのしいたのしい人生を。「やすみやすみ」――《こどく、と、生きる》統合失調症VTuber もりのこどく

          「同じ病で苦しむ仲間とつながりたい、救いたい、当事者以外の人たちにも病気のことを知ってほしい」という思いでVTuberになり、配信を通してメッセージを伝え続けるもりのこどくさん。高校生で統合失調症になった彼女がいかにしてVTuberになったのか、その足跡を綴ったエッセイ連載です。 ※#0から読む方はこちらです。 #35 やすみやすみ こどくが、自分が統合失調症という「病気」にかかっていることを自覚したのはいつだろう。幻覚が見えたとき? 被害妄想におそわれていたとき? 自分が

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          自動ブレーキ:交通事故ゼロという夢を目指し続ける――試し読み『新プロジェクトX 挑戦者たち』(9)

          情熱と勇気をまっすぐに届ける群像ドキュメンタリー番組、NHK「新プロジェクトX 挑戦者たち」。放送後に出版された書籍版は、思わず胸が熱くなる、読みごたえ十分のノンフィクションです。本記事では、書籍版より各エピソードの冒頭を特別公開します。ここに登場するのは、ひょっとすると通勤電車であなたの隣に座っているかもしれない、無名のヒーロー&ヒロインたちの物語――。 夢は、交通事故ゼロ――自動ブレーキへの挑戦 1 4人から始まったチーム目指した「ぶつからない車」  2004(平成1

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          スパコン「京」:日本の競争力復活を賭け、挑んだ技術者たち――試し読み『新プロジェクトX 挑戦者たち』(8)

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          心臓・血管修復パッチ:困難を極める開発を成し遂げた命のドラマ――試し読み『新プロジェクトX 挑戦者たち』(7)

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          隠岐 離島再生:島に新たな産業を生み、活気を取り戻す――試し読み『新プロジェクトX 挑戦者たち』(6)

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          サボる哲学 リターンズ! 第5回 孫といっしょに塩をとる――非戦としての採集アナキズム

          我々はなぜ心身を消耗させながら、やりたくない仕事、クソどうでもいい仕事をし、生きるためのカネを稼ぐのか? 当たり前だと思わされてきた労働の未来から、どうすれば身体をズラせるか? 気鋭のアナキスト文人・栗原康さんの『サボる哲学』(NHK出版新書)がWEB連載としてカムバック。万国の大人たちよ、駄々をこねろ!  こんにちは。ご無沙汰しております。あまりに暑かったので夏季休業とおもっていたら、もうすっかり冬ですね。冷えてまいりましたが、みなさまいかがおすごしでしょうか? わたしは

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          国産EV:衝突を重ねながらも乗り越えた開発秘話――試し読み『新プロジェクトX 挑戦者たち』(5)

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          ゆっくりやすみなさいと、言われていたのかもしれない。「必要だった」――《こどく、と、生きる》統合失調症VTuber もりのこどく

          「同じ病で苦しむ仲間とつながりたい、救いたい、当事者以外の人たちにも病気のことを知ってほしい」という思いでVTuberになり、配信を通してメッセージを伝え続けるもりのこどくさん。高校生で統合失調症になった彼女がいかにしてVTuberになったのか、その足跡を綴ったエッセイ連載です。 ※#0から読む方はこちらです。 #34 必要だった こどくは高校2年生、16歳のとき、統合失調症と診断され、診断されたその日に精神科の閉鎖病棟に入院することになった。  しかし、こどくはそのときの

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