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「どんな時間を過ごしたいか」から献立を考える。「パリ郊外の友達の家にて、冷蔵庫にあるもので自炊」――料理に心が動いたあの瞬間の記録《自炊の風景》山口祐加
自炊料理家として多方面で活躍中の山口祐加さんが、日々疑問に思っていることや、料理や他者との関わりの中でふと気づいたことや発見したことなどを、飾らず、そのままに綴った風景の記録。山口さんが自炊の片鱗に触れ、「料理に心が動いた時」はどんな瞬間か。パリ郊外にお住いの友達夫婦のご自宅を訪ねた山口さん。冷蔵庫にある食材で自炊した料理で、山口さんのなかにある発見があったようです。 ※第1回から読む方はこちらです。 #23 パリ郊外の友達の家にて、冷蔵庫にあるもので自炊 2024年の秋、
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どんな一年にしたいのかを決めるだけで半分達成「来年はどんな年にしようか」――昆虫・動物だけじゃない、篠原かをりの「卒業式、走って帰った」
動物作家・昆虫研究家として、さまざまなメディアに登場する篠原かをりさん。その博識さや生き物への偏愛ぶりで人気を集めていますが、この連載では「篠原かをり」にフォーカス! 忘れがたい経験や自身に影響を与えた印象深い人々、作家・研究者としての自分、プライベートとしての自分の現在とこれからなど、心のままにつづります。第20回は篠原さんのお正月における心がけ&来年の目標のお話です。 ※第1回から読む方はこちらです。 #20 来年はどんな年にしようか 今年も残すところ、あと数日である。
日本はわたしにとって特別な場所。これからも国をこえたコラボレーションを続けていきたい――スウェーデン人作家、エマ・ヴィルケさんが語る、日本愛と創作への想い。
昨年秋にNHK出版より刊行された数の絵本『ヌードルたべるプードル』の文章を担当したエマ・ヴィルケさん。クリスマス休暇を利用して家族と一緒にスウェーデンから来日されたエマさんに、お話をうかがいました。 ──日本は2度目とうかがいましたが、印象をお聞かせください。 わたしは日本が大好きです。特にデザインやアートに関心があるのですが、街のなかには歴史的なものと新しいテクノロジーの対比が見られ、興味深いです。それに、わたしが出会った人々はとても親切で、おもてなしの心があります。前
日々がんばっている自分をみとめ、気を遣ってあげてほしい。「生きててえらい」――《こどく、と、生きる》統合失調症VTuber もりのこどく
「同じ病で苦しむ仲間とつながりたい、救いたい、当事者以外の人たちにも病気のことを知ってほしい」という思いでVTuberになり、配信を通してメッセージを伝え続けるもりのこどくさん。高校生で統合失調症になった彼女がいかにしてVTuberになったのか、その足跡を綴ったエッセイ連載です。 ※#0から読む方はこちらです。 #37 生きててえらい さいきん、ゆっくりやすむ、ということを覚えた。やすめやすめとまわりに言われ続けてはや数年。ようやくかよ、とこどくも思う。 方法はかんたんだ