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NHK出版新書

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ビジネス、哲学、時事、環境、教育、宗教、美術、科学……多彩なジャンルを深くわかりやすく伝えるNHK出版新書の関連記事をラインナップ。
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記事一覧

韓国人が好きでたまらない「代理満足」とは? 韓ドラに復讐劇が多い本当の理由――短期連載#4「ドラマで読む韓国」金光英実

「太陽を抱く月」「雲が描いた月明かり」「ミセン」……数々の韓国ドラマ作品で字幕翻訳を手掛けてきた金光英実さん。そのキャリアとソウル在住30年の経験をもとに執筆した新刊『ドラマで読む韓国』は、現代韓国の文化や社会を知るのにうってつけの一冊です。9月10日予定の刊行に先立ち、内容の一部を抜粋してお届けします。 #1から読む方はこちらです。 韓国ドラマは復讐劇ばかり? 韓国ドラマには犯罪を描いた作品が多いが、群を抜いて人気があるのは復讐ドラマだ。  前科者の青年が仲間と飲食業界で

親しき仲には……遠慮なし!? 日本とはまるで異なる、韓国の人間関係――短期連載#3「ドラマで読む韓国」金光英実

「太陽を抱く月」「雲が描いた月明かり」「ミセン」……数々の韓国ドラマ作品で字幕翻訳を手掛けてきた金光英実さん。そのキャリアとソウル在住30年の経験をもとに執筆した新刊『ドラマで読む韓国』は、現代韓国の文化や社会を知るのにうってつけの一冊です。9月10日予定の刊行に先立ち、内容の一部を抜粋してお届けします。 #1から読む方はこちらです。 「ウリ」を重んじる文化 韓国人は共同体意識が強い。周りに中国や日本などの強大国が存在していたため、強い連帯意識が必要だったのだろう。また、家

国政選挙・首長選挙から、旧ジャニーズ事務所性加害問題まで――「ネット世論」の実態とは

ネット上で多数派に見える意見や大きな広がりを見せた運動は、必ずしも実際の世論と相関しない。この乖離は、なぜ、どのように生まれるのか? X(旧Twitter)の膨大なデータに基づき、ネット世論の構造を徹底分析した谷原つかささんの新刊『「ネット世論」の社会学 データ分析が解き明かす「偏り」の正体』が好評発売中です。 この記事では、本書のハイライトに触れる「はじめに」の全文と、旧ジャニーズ事務所性加害問題に関する主要メディア、ソーシャルメディアの反応を分析した章を抜粋して公開します

「ラーメン食べにいかない?」が口説き文句になるワケは? 韓国の知られざるラーメン文化――短期連載#2「ドラマで読む韓国」金光英実

「太陽を抱く月」「雲が描いた月明かり」「ミセン」……数々の韓国ドラマ作品で字幕翻訳を手掛けてきた金光英実さん。そのキャリアとソウル在住30年の経験をもとに執筆した新刊『ドラマで読む韓国』は、現代韓国の文化や社会を知るのにうってつけの一冊です。9月10日予定の刊行に先立ち、内容の一部を抜粋してお届けします。 #1から読む方はこちらです。 韓国はインスタントラーメン大国! 韓国のドラマや映画で、登場人物がラーメンをすするシーンを見たことがある人は多いだろう。ラーメンは韓国人にと

「推し」の代わりに差し入れや寄付も! 韓国の最新「推し活」事情――短期連載#1「ドラマで読む韓国」金光英実

「太陽を抱く月」「雲が描いた月明かり」「ミセン」……数々の韓国ドラマ作品で字幕翻訳を手掛けてきた金光英実さん。そのキャリアとソウル在住30年の経験をもとに執筆した新刊『ドラマで読む韓国』は、現代韓国の文化や社会を知るのにうってつけの一冊です。9月10日予定の刊行に先立ち、内容の一部を抜粋してお届けします。 ファン文化をつくる「マスター」の存在 自分の好きなアイドルやアーティスト、俳優などを「推し」と言う。私の周りには、韓国人アーティストや俳優を応援する「推し活」に熱心な友人

あなたの街は大丈夫? 人口減少時代の再開発を問う

福岡、秋葉原、中野、福井など、現地の徹底取材から浮かび上がる再開発の光と影とは――。 2024年1月20日の放送が反響を呼んだNHKスペシャル「まちづくりの未来~人口減少時代の再開発は~」をはじめ、再開発の内実に切り込んだNHKの番組をもとにした新書『人口減少時代の再開発 「 沈む街」と「浮かぶ街」』が好評発売中です。 その再開発は、高層化ありきのスキームとなっていないか、資材や人件費の高騰による財政リスクにどう対処しているか、街の個性や住民目線を置き去りにしてはいないか、そ

悩んだときは『孫子』×『貞観政要』と『菜根譚』×『呻吟語』が役に立つ!

 中国古典研究の第一人者・湯浅邦弘さんによる『中国古典の生かし方 仕事と人生の質を高める60の名言』が好評発売中です。『孫子』×『貞観政要』と、『菜根譚』×『呻吟語』の名言・格言を、身近なたとえを用いてわかりやすく解説する、ユーモア抜群の中国古典ガイドです。  今回はその刊行を記念し、本書の一部を特別公開いたします。 はじめに 漢字・漢文には人類の英智が凝縮されている。そのことは分かっていても、いざ漢文を読もうとすると、ページをめくる手が止まってしまう。漢文教科書にあった難

古生物学者、絶滅の危機!?――『古生物学者、妖怪を掘る』『古生物学者の40億年』荻野慎諧×泉賢太郎 特別対談

◆ジャンルの裾野、どう広げるか?編集部 古生物学をテーマにした新書はいくつか出版されていますが、お二人の共通点は新書のタイトルに「古生物学者」を冠しているところですよね。それぞれ異なるアプローチで古生物学者の頭の中を覗くことのできる好著ですが、まずは最近新刊を出された泉先生に、ご自身の著書についてご紹介いただけますか。 泉賢太郎(以下、泉) 新刊の『古生物学者と40億年』(ちくまプリマー新書)は、ひと言で説明しづらい本なんですが、古生物学という学問の土台を突っついたり見直

経営学の見方を変えるパンクな2冊の邂逅――高橋勅徳×稲岡大志×朱喜哲 イベントレポート①

マネジメントや経営学の理論が至るところで実装された社会で、私たちはどのように生きていけばいいのか? 今年刊行された2冊の本を手掛かりに、気鋭の経営学者と哲学者が語り合いました。満員となったイベントの様子を3回に分けてお届けします。 朱喜哲 これから始まりますのは『アナーキー経営学』(NHK出版新書)と『マネジメント神話』(明石書店)の刊行を記念したイベントです。「アナーキー」は言わずもがなですが、こういう場合の「神話」は悪口と相場が決まっていますので(笑)、どちらも主流派的

誰もが無自覚に「経営」をやっている――高橋勅徳×稲岡大志×朱喜哲 イベントレポート②

マネジメントや経営学の理論が至るところで実装された社会で、私たちはどのように生きていけばいいのか? 今年刊行された2冊の本を手掛かりに、気鋭の経営学者と哲学者が語り合いました。満員となったイベントの様子を3回に分けてお届けするシリーズ第2段です(第1弾の記事はこちら「経営学の見方を変えるパンクな2冊の邂逅――高橋勅徳×稲岡大志×朱喜哲 イベントレポート①」)。 稲岡大志 高橋先生の『アナーキー経営学』(NHK出版新書)は3部構成の本ですが、各部に4つの章があって、うち3つが

経営学が「生きづらさ」を生んでいる?――高橋勅徳×稲岡大志×朱喜哲 イベントレポート③

マネジメントや経営学の理論が至るところで実装された社会で、私たちはどのように生きていけばいいのか? 今年刊行された2冊の本を手掛かりに、気鋭の経営学者と哲学者が語り合いました。満員となったイベントの様子を3回に分けてお届けするシリーズ最終回です(前回記事はこちら「誰もが無自覚に「経営」をやっている――高橋勅徳×稲岡大志×朱喜哲 イベントレポート②」)。 稲岡大志 先ほど高橋先生から、「経営学が人々を苦しめているんじゃないか」という話がありました。それって、私もすごくよくわか

激動の時代、近代哲学の冒険者たちは何と格闘したのか?

哲学研究の第一人者が集結し、西洋哲学史の大きな見取り図を示すシリーズの第二弾『哲学史入門Ⅱ デカルトからカント、ヘーゲルまで』が刊行されました。著者に上野修さん、戸田剛文さん、御子柴善之さん、大河内泰樹さん、山本貴光さん、吉川浩満さんをむかえ、デカルトからカント、ヘーゲルを中心としたドイツ観念論までの近代哲学を扱います。 刊行を記念し、斎藤哲也さんによる「はじめに」の全文と上野修さんが指南役を務めた第一章「転換点としての一七世紀 デカルト、ホッブズ、スピノザ、ライプニッツの哲

今こそ世界の真の危機を見ろ! ジジェクの思想と政治批評にこの一冊で入門する!

パンデミックを経てますます注目される現代思想の奇才、スラヴォイ・ジジェク。NHK出版新書から発売された『戦時から目覚めよ 未来なき今、何をなすべきか 』では、ジジェクが西欧と世界で今起きている事象の本質をえぐり、混迷と分断渦巻く世界の「可能性」を問います。 気候変動、生態系の破壊、食糧危機、世界大戦――人類の破滅を防ぐための時間がもう残されていないのだとしたら、我々は今何をなすべきなのか? 本書の刊行を記念し、序文を特別公開いたします。 序 フュチュールとアヴニールのはざま

本邦初、聞き書き形式による西洋哲学史入門

哲学の泰斗が集結した新シリーズ『哲学史入門』第1巻を試し読み!NHK出版新書の新シリーズ『哲学史入門』が4月10日に創刊しました。シリーズ第1巻『哲学史入門Ⅰ 古代ギリシアからルネサンスまで』は、著者に千葉雅也さん、納富信留さん、山内志朗さん、伊藤博明さんをむかえ、 斎藤哲也さんが聞き手を務めます。刊行を記念し、本書の一部を特別公開します。 はじめに 斎藤哲也 本書は、本邦初の聞き書き形式による西洋哲学史の入門書です。  初学者向けから大学で使用するテキストまで、すでに哲学