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教養・ノンフィクション

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各分野における最新の知識や再発見、情報の最前線から得た知見など、半歩先の知的好奇心を満たす記事を公開中。
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記事一覧

ガンダムの作画監督が描き下ろした『ナムジ』と『神武』を読む――周防柳「小説で読み解く古代史」第5回(謎2 その2)

「邪馬台国はどこか?」に代表されるように、日本の古代史はいまだ解明されない謎ばかり。そのため、吉川英治や松本清張をはじめ、たくさんの作家がインスピレーションを掻き立てられては物語を書き、あるいは持論を展開してきた。本連載では、日本史を舞台にした作品を多く手掛ける著者が、明治・大正・昭和の文豪から平成・令和の小説家まで、彼らが描いた「歴史的なあの場面」に焦点をあて、諸説を紹介しながら、自身もその事件の背景や人物像を考察していく。作家ならではの洞察力と想像力を駆使して謎に挑むスリ

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脳全体(ホール・ブレイン)を活かして思考のクセを変える――『WHOLE BRAIN 心が軽くなる「脳」の動かし方』

あなたの「脳」には〈4つの人格〉がある!?  ベストセラー『奇跡の脳~脳科学者の脳が壊れたとき』(竹内薫訳、新潮社)の著者、ジル・ボルト・テイラー博士の最新刊『WHOLE BRAIN 心が軽くなる「脳」の動かし方』が発売されました。脳卒中を克服した脳科学者が気づいたのは、「脳」と「自分」の関係を見つめなおして、心穏やかな人生を送る方法でした。  本書を訳しながら、次第に心が楽になっていったという、翻訳者の竹内薫さんのあとがきを抜粋してご紹介します(*見出しは編集部)。 ――

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『古事記』と『日本書紀』。神話が描く、この国のもう一つのはじまりの姿とは?――周防柳「小説で読み解く古代史」第4回(謎2 その1)

「邪馬台国はどこか?」に代表されるように、日本の古代史はいまだ解明されない謎ばかり。そのため、吉川英治や松本清張をはじめ、たくさんの作家がインスピレーションを掻き立てられては物語を書き、あるいは持論を展開してきた。本連載では、日本史を舞台にした作品を多く手掛ける著者が、明治・大正・昭和の文豪から平成・令和の小説家まで、彼らが描いた「歴史的なあの場面」に焦点をあて、諸説を紹介しながら、自身もその事件の背景や人物像を考察していく。作家ならではの洞察力と想像力を駆使して謎に挑むスリ

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プーチン政権を真っ向から批判し、ロシア政府の暗部に切り込む――緊迫のドキュメンタリー映画「ナワリヌイ」6月17日より緊急公開!

本年度サンダンス映画祭にてシークレット作品として上映され、あまりに衝撃的な内容で世界的な話題を集め、観客賞とフェスティバル・フェイバリット賞をダブル受賞した映画『ナワリヌイ(原題NAVALNY)』。この緊迫のドキュメンタリー映画が、2022年6月17日(金)より新宿ピカデリー、渋谷シネクイント、シネ・リーブル池袋ほかにて緊急公開! 「反体制派のカリスマ」を襲った衝撃の毒殺未遂事件 SNSや調査動画などを駆使して長年プーチン政権の裏側を追求してきた反体制派指導者ナワリヌイ。「

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「読解力」と「読む力」 《「読む」ってなんだろう?――認知科学から考える》第2回

言語の理解と思考の発達に焦点を当て、「学び」の本質について研究を行ってきた、慶應義塾大学教授の今井むつみさん。本連載では、私たちの誰もが日常で当たり前のようにしている「読む」という行為を手掛かりに、そのことを掘り下げて考えます。 *第1回から読む方はこちらです。 私の子ども時代の読書 前回は、小学生の算数の文章題に焦点を当て、「読解」とは何かを考えてみた。今回は、より広い視点で「読む」ということについて考えてみたい。そもそも「読む」は「読解」と同じ意味なのだろうか?  「人

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庭やベランダからストップ気候変動! 話題の新刊『土を育てる』で土いじりがもっと楽しくなる

 日本では一般的に、庭や畑などの土は耕したり、肥料をやったりしなければならないと思われていますが、本当にそうでしょうか? もしかしたら、何もしない方が土や植物にとってはいいのかも……。  そんな驚きの考え方が詰まっているのが『土を育てる――自然をよみがえらせる土壌革命』(好評発売中)。本国アメリカのアマゾンでは今1,000以上の5つ星レビューがついている話題の翻訳書です。  自宅や畑で、植物を愛でたり、野菜の収穫を楽しんだりしながら、さらに温暖化対策もできる――その手法とはど

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女性が“自分のからだを取り戻していく”ために――『からだと性の教科書』から学べること

高橋幸子さん(産婦人科医)×福田和子さん(「#なんでないの プロジェクト」代表)特別対談 日本の性教育は海外に比べて後れをとっていると言われて久しいが、そんな中で最近、学校では教えてくれない“からだや性”のことについて学べる書籍が多数刊行されている。性の先進国ノルウェー発の書籍『世界中の女子が読んだ! からだと性の教科書』もその1冊で、増刷を重ねている。本書の医療監修を務め、性教育の啓蒙にも力を入れている高橋幸子さんと、日本の避妊の選択肢を増やす活動を続けるアクティビストの福

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箸墓古墳に眠るのは卑弥呼か? 新聞連載中に幾度も劇的な出来事に遭遇した「邪馬台国=畿内説」の代表作とは?――周防柳「小説で読み解く古代史」第3回

「邪馬台国はどこか?」に代表されるように、日本の古代史はいまだ解明されない謎ばかり。そのため、吉川英治や松本清張をはじめ、たくさんの作家がインスピレーションを掻き立てられては物語を書き、あるいは持論を展開してきた。本連載では、日本史を舞台にした作品を多く手掛ける著者が、明治・大正・昭和の文豪から平成・令和の小説家まで、彼らが描いた「歴史的なあの場面」に焦点をあて、諸説を紹介しながら、自身もその事件の背景や人物像を考察していく。作家ならではの洞察力と想像力を駆使して謎に挑むスリ

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アリスの憂鬱、キャロルの幻滅——「不思議の国」の「感情」について 「言葉が・言葉で・言葉を作る『アリス』の世界」第3回(最終回)

 誰もが知る名作『不思議の国のアリス』。子供の頃、アニメ映画などで見た方も多いでしょうが、原文を読んでみると、驚きの発見が詰まっています。そんな『アリス』の世界の深淵(アビス)を、気鋭の英文学研究者、勝田悠紀さんがご案内します。  ※本文で引用する『不思議の国のアリス』の日本語訳は勝田悠紀さんによるものです。  ※第1回から読む方はこちらです。 「挿絵も会話もない本が何の役に立つのかしら」——退屈 連載最終回になってようやく作品冒頭に辿りつくのも、『不思議の国のアリス』を扱

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「真に生きた土」をつくり、温暖化まで止める! “環境革命の実践書”と話題の新刊『土を育てる』

 いま、密かに“土ブーム”が起きています。  土と生き物の関係や、自然環境での土のはたらきなど、知られざる土の営みへの関心が高まっています。  足元で無数の微生物たちが織り成す宇宙――何十億年もかけて形成されてきた地中の生態系のことを、私たちはまだ何も知らないのかもしれません。  その土の本質に、身近な「畑」から迫った一冊が『土を育てる――自然をよみがえらせる土壌革命』(2022年5月30日発売)。従来の工業型農業から、環境再生型農業(リジェネラティブ農業)の第一人者へと転身

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卑弥呼は日御子? 騎馬民族の女王? 邪馬台国=九州説を下敷きにした作品とは?――周防柳「小説で読み解く古代史」第2回

「邪馬台国はどこか?」に代表されるように、日本の古代史はいまだ解明されない謎ばかり。そのため、吉川英治や松本清張をはじめ、たくさんの作家がインスピレーションを掻き立てられては物語を書き、あるいは持論を展開してきた。本連載では、日本史を舞台にした作品を多く手掛ける著者が、明治・大正・昭和の文豪から平成・令和の小説家まで、彼らが描いた「歴史的なあの場面」に焦点をあて、諸説を紹介しながら、自身もその事件の背景や人物像を考察していく。作家ならではの洞察力と想像力を駆使して謎に挑むスリ

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「NHK出版新書を求めて」第2回 「ケア」から新書を眺めてみたら――小川公代さん(英文学者)の場合

各界で活躍する研究者や論者の方々はいま書店で、とくに「新書コーナー」の前で何を考え、どんな新書を選ぶのか? 毎回のゲストの方に書店の回り方、本の眺め方から現在の関心までをじっくりと伺う、NHK出版新書編集部の連載です。コーディネーターはライターの山本ぽてとさんです。 *第1回から読む方はこちらです。 今回はこの人! 小川公代(おがわ・きみよ) 1972年和歌山県生まれ。上智大学外国語学部教授。ケンブリッジ大学政治社会学部卒業、グラスゴー大学博士課程修了。専門はロマン主義文学

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アウンサンスーチー、ロヒンギャ、クーデター……なぜミャンマーはニュースが多いのか? 深層にある問題の解決策を示す

 「国民統合」をキーワードに読み解けば、「軍か、民主派か」という二者択一から逃れられる――。  激動の情勢下、民主派と活動をともにした若手研究者が、報道からは見えてこない実態を描く『ミャンマー 「民主化」を問い直す ――ポピュリズムを越えて』(5月26日発売)が刊行されます。編集担当者が本書の読みどころを伝えます。  たったの5年――。“民主化の星”アウンサンスーチーがついに国政に加わり、いよいよミャンマーが「普通の国」になっていくと思われたのは2015年秋のことでした。そ

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古代史ファン必読! 実力派作家・周防柳による新連載「小説で読み解く古代史」第1回

 「邪馬台国はどこか?」に代表されるように、日本の古代史はいまだ解明されない謎ばかり。そのため、吉川英治や松本清張をはじめ、たくさんの作家がインスピレーションを掻き立てられては物語を書き、あるいは持論を展開してきた。本連載では、日本史を舞台にした作品を多く手掛ける著者が、明治・大正・昭和の文豪から平成・令和の小説家まで、彼らが描いた「歴史的なあの場面」に焦点をあて、諸説を紹介しながら、自身もその事件の背景や人物像を考察していく。作家ならではの洞察力と想像力を駆使して謎に挑むス

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