教養・ノンフィクション

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連載「哲学ディベート――人生の論点」【第1回】出生前診断を受けるべきか?

連載「哲学ディベート――人生の論点」【第1回】出生前診断を受けるべきか?

●「哲学ディベート」は、相手を論破し説得するための競技ディベートとは異なり、多彩な論点を浮かび上がらせて、自分が何に価値を置いているのかを見極める思考方法です。 ●本連載では「哲学ディベート」を発案した哲学者・高橋昌一郎が、実際に誰もが遭遇する可能性のあるさまざまな「人生の論点」に迫ります。 ●舞台は大学の研究室。もし読者が大学生だったら、発表者のどの論点に賛成しますか、あるいは反対しますか? これまで気付かなかった新たな発想を発見するためにも、ぜひ視界を広げて、一緒に考えて

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連載 シン・アナキズム 「ヴァンダナ・シヴァ」第3回

連載 シン・アナキズム 「ヴァンダナ・シヴァ」第3回

政治思想史家の重田園江さんによる好評連載「アナキスト思想家列伝」第7回! デイヴィッド・グレーバーの著作をはじめ、いまあらためて注目されているアナキズム思想について、その繊細さと多様性を保持しながら魅力を伝えていく連載です。今回は2人目「ヴァンダナ・シヴァ」の第3回をお届けします。 ※「ヴァンダナ・シヴァ」の第2回を読む方はこちらです。 日本の種苗法改定について  ここで、日本の種苗法改定について簡単に述べておこう。これほど重大な法案がコロナのどさくさでろくに審議もされない

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ロココからナポレオンの時代へ
――「『NHK8Kルーブル美術館』の愉しみ方」第2回

ロココからナポレオンの時代へ ――「『NHK8Kルーブル美術館』の愉しみ方」第2回

『NHK8Kルーブル美術館~美の殿堂の500年~』は、同名の8K番組をもとに、名作を鑑賞しながら、ルーブルのコレクションを築いた時代・担い手たちの物語をひもといていく美術書です。編著者は、小池寿子さん(國學院大學教授)と三浦篤さん(東京大学大学院教授)とNHK「ルーブル美術館」制作班のみなさん。本の編集制作の過程でやりとりを重ねてきたこの面々が、完成後の初夏のある日、久しぶりに集まりました。8K番組の学術監修を務めた小池さんと三浦さんは同世代の西洋美術史家で、本のなかではこの

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“しなやかに力強く、理想の国を詠う若き詩人”アマンダ・ゴーマン――連載「アメリカ、その心の生まれるところ~変革の言葉たち」新元良一

“しなやかに力強く、理想の国を詠う若き詩人”アマンダ・ゴーマン――連載「アメリカ、その心の生まれるところ~変革の言葉たち」新元良一

 自由・平等・フロンティアを旗印に、世界のリーダーとして君臨してきたアメリカ。様々な社会問題に揺れるこの国の根底には何があるのか? 建国から約230年。そこに培われた真のアメリカ精神を各分野の文化人の言葉の中に探ります。  第1回は、バイデン大統領の就任式典で、自作の詩を朗読し一躍世界の脚光を浴びた若き詩人、アマンダ・ゴーマンです。 第1回「国は瓦解してはいない / ただ未完成なだけ」 アマンダ・ゴーマン 波乱の幕開け  ぎりぎりのところであった。アメリカの首都ワシントンで

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保険適用が待たれる、近視治療薬「低濃度アトロピン」とは?

保険適用が待たれる、近視治療薬「低濃度アトロピン」とは?

 スマートフォンやタブレットの使用、ゲームのやり過ぎが、子どもたちの目を脅かしている。眼球が伸びて、形が変わってしまう「軸性近視」が、将来の白内障や緑内障のリスクを高めるほか、最新の研究によってうつ病などにもつながりうることがわかってきたのだ。科学的根拠のある治療法から、生活習慣の見直し、眼鏡・コンタクトレンズの正しい選び方までを詳しく紹介した、好評発売中のNHK出版新書『子どもの目が危ない――「超近視時代」に視力をどう守るか』。  大反響のNHKスペシャルを書籍化した本書か

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レオナルドからロココへ――「『NHK8Kルーブル美術館』の愉しみ方」第1回

レオナルドからロココへ――「『NHK8Kルーブル美術館』の愉しみ方」第1回

『NHK8Kルーブル美術館~美の殿堂の500年~』は、ルーブルの名作42点を高精細画像でたっぷり鑑賞しながら、ルーブル美術館の来し方を振り返り、世界に冠たるコレクションを築いた時代・担い手たちの物語を精緻にひもといていく美術書です。この本の編著者は、小池寿子さん(國學院大學教授)と三浦篤さん(東京大学大学院教授)とNHK「ルーブル美術館」制作班のみなさん。本の編集制作の過程でやりとりを重ねてきたこの面々が、本完成後の初夏のある日、久しぶりに集まりました。8K番組の学術監修を務

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視力0・7未満の子どもが3割以上増加! いま彼らの目に何が起きているのか?

視力0・7未満の子どもが3割以上増加! いま彼らの目に何が起きているのか?

 スマートフォンやタブレットの使用、ゲームのやり過ぎが、子どもたちの目を脅かしている。眼球が伸びて、形が変わってしまう「軸性近視」が、将来の白内障や緑内障のリスクを高めるほか、最新の研究によってうつ病などにもつながりうることがわかってきたのだ。科学的根拠のある治療法から、生活習慣の見直し、眼鏡・コンタクトレンズの正しい選び方までを詳しく紹介した、NHK出版新書『子どもの目が危ない――「超近視時代」に視力をどう守るか』(2021年6月10日発売)。  大反響のNHKスペシャルを

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美術書『NHK 8K ルーブル美術館 ~美の殿堂の500年~』のもとになった番組が、NHK BSプレミアムで、今夜(6月4日深夜)から4週連続再放送!~映像と本で味わう「ルーブルの6月」~

美術書『NHK 8K ルーブル美術館 ~美の殿堂の500年~』のもとになった番組が、NHK BSプレミアムで、今夜(6月4日深夜)から4週連続再放送!~映像と本で味わう「ルーブルの6月」~

 新石器時代から19世紀半ばまでの人類の遺産を収蔵する世界最大級の美術館「ルーブル」。8000年に及ぶ人類の歩みをたどることができるこの美の殿堂の収蔵品は、総数68万点といわれます。〈モナ・リザ〉〈グランド・オダリスク〉〈レースを編む女〉、あるいは〈ミロのヴィーナス〉〈サモトラケのニケ〉……こうした世界に冠たる名作を含むコレクションは、いかにして形作られてきたのでしょうか。  当社刊行の美術書『NHK 8K ルーブル美術館 ~美の殿堂の500年~』は、高精細の画像をふんだんに

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【対談】大澤真幸×山本貴光「来たるべき破局を越えるために」(後編)

【対談】大澤真幸×山本貴光「来たるべき破局を越えるために」(後編)

気候変動や分断をもたらす資本主義を超えて、コミュニズムに至る。それは、いかにして可能なのか? ──この問いに正面から向き合った大澤真幸さんの新刊『新世紀のコミュニズムへ——資本主義の内からの脱出』の刊行記念対談が、5月1日に行われました(NHK文化センター主催。オンライン)。ゲーム作家・文筆家の山本貴光さんと大澤さんが、パンデミック後に望まれる社会のありかたについて語り合った2時間におよぶ討議の、後編をお届けします。 ※前編を読む方はこちらです。 資本主義の本質と「未来の他

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【対談】大澤真幸×山本貴光「来たるべき破局を越えるために」(前編)

【対談】大澤真幸×山本貴光「来たるべき破局を越えるために」(前編)

気候変動や分断をもたらす資本主義を超えて、コミュニズムに至る。それは、いかにして可能なのか? ――この問いに正面から向き合った大澤真幸さんの新刊『新世紀のコミュニズムへ——資本主義の内からの脱出』の刊行記念対談が、5月1日に行われました(NHK文化センター主催。オンライン)。ゲーム作家・文筆家の山本貴光さんと大澤さんが、パンデミック後に望まれる社会のありかたについて語り合った2時間におよぶ討議の前編をお届けします。 出来事「そのもの」には尽きない感覚 大澤 今日は、僕の新著

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