本がひらく

NHK出版の書籍編集部が、多彩な執筆陣による連載小説・エッセイ、教養・ノンフィクション読み物や、朝ドラ・大河ドラマの出演者や著者インタビューなどをお届けします。新刊情報も随時更新。ときどき編集部裏話も!

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マガジン

  • 連載

    495本

    ミステリー小説や食エッセイから、小中学生向けの教養読み物まで、さまざまな興味・関心を刺激する作品を取りそろえています。

  • 小説・エッセイ

    364本

    人気・実力を兼ね備えた執筆陣によるバラエティー豊かな作品や、著者インタビュー、近刊情報などを掲載。

  • 教養・ノンフィクション

    445本

    各分野における最新の知識や再発見、情報の最前線から得た知見など、半歩先の知的好奇心を満たす記事を公開中。

  • NHK出版新書

    136本

    ビジネス、哲学、時事、環境、教育、宗教、美術、科学……多彩なジャンルを深くわかりやすく伝えるNHK出版新書の関連記事をラインナップ。

  • ドラマ

    50本

    朝ドラ、大河ドラマ、韓国ドラマなど、NHKドラマの出演者インタビューや、関連出版物の情報をお届けします。

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小説・エッセイ

人気・実力を兼ね備えた執筆陣によるバラエティー豊かな作品や、著者インタビュー、近刊情報などを掲載。

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  • 364本

古賀及子「これも詩ということにする」第3回

駅のホームから、今日の見送りの合図を 昨年のクリスマスの翌日、中学生の娘と居間でテレビを観ていたら、がらと台所に続く引き戸が開いた。  パン!  破裂音がして、細い赤の紙のテープが居間の中空をひらひら舞ってちゃぶ台に着地する。薄く煙のにおいがした。学校から帰ってきた高校生の息子が、登場するなりクラッカーを鳴らしたのだ。  ちょっとまて、なになに、どうしたどうしたと、ざわつきながらも、友達とやるんだといっていたクリスマスパーティーで余ったクラッカーを持ち帰り、おもしろがっ

今度は自分が君の救いになりたい。「休息になるから」――《こどく、と、生きる》統合失調症VTuber もりのこどく

「同じ病で苦しむ仲間とつながりたい、救いたい、当事者以外の人たちにも病気のことを知ってほしい」という思いでVTuberになり、配信を通してメッセージを伝え続けるもりのこどくさん。高校生で統合失調症になった彼女がいかにしてVTuberになったのか、その足跡を綴ったエッセイ連載です。 ※#0から読む方はこちらです。 #43  休息になるから こどくは、じつは大のVTuberファンである。活動上でもあまり話さずにいたが、いわゆるVTuber黎明期と呼ばれる時代からVTuberを知

新しい人と関わることで新しい世界の扉が開いていく。「未知なる料理のオンパレード。メキシコのお母さんが作る家庭料理」――料理に心が動いたあの瞬間の記録《自炊の風景》山口祐加

自炊料理家として多方面で活躍中の山口祐加さんが、日々疑問に思っていることや、料理や他者との関わりの中でふと気づいたことや発見したことなどを、飾らず、そのままに綴った風景の記録。山口さんが自炊の片鱗に触れ、「料理に心が動いた時」はどんな瞬間か。前回に続いてメキシコ滞在中の山口さん。日本でできた縁と交わした約束が今回の旅の目的のようです。 ※第1回から読む方はこちらです。 #25 未知なる料理のオンパレード。メキシコのお母さんが作る家庭料理 前回に引き続き、メキシコに滞在したと

宮島未奈『モモヘイ日和』第11回「モモヘイを描いてみた」

24年本屋大賞受賞作『成瀬は天下を取りにいく』の作者・宮島未奈さんの新作小説が「基礎英語」テキストにて好評連載中です。「本がひらく」では「基礎英語」テキスト発売日に合わせ、最新話のひとつ前のストーリーを公開いたします。 とある地方都市・白雪町を舞台に、フツーの中学生・エリカたちが巻き起こすドタバタ&ほっこり青春劇!  メイサに別のポーズのモモヘイを描いてほしくて、わたしとミサトは署名を集めはじめた。同じバスケ部の子たちや、クラスの仲の良い子、それに「白雪町をよくする会」のメ

連載

ミステリー小説や食エッセイから、小中学生向けの教養読み物まで、さまざまな興味・関心を刺激する作品を取りそろえています。

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古賀及子「これも詩ということにする」第3回

駅のホームから、今日の見送りの合図を 昨年のクリスマスの翌日、中学生の娘と居間でテレビを観ていたら、がらと台所に続く引き戸が開いた。  パン!  破裂音がして、細い赤の紙のテープが居間の中空をひらひら舞ってちゃぶ台に着地する。薄く煙のにおいがした。学校から帰ってきた高校生の息子が、登場するなりクラッカーを鳴らしたのだ。  ちょっとまて、なになに、どうしたどうしたと、ざわつきながらも、友達とやるんだといっていたクリスマスパーティーで余ったクラッカーを持ち帰り、おもしろがっ

今度は自分が君の救いになりたい。「休息になるから」――《こどく、と、生きる》統合失調症VTuber もりのこどく

「同じ病で苦しむ仲間とつながりたい、救いたい、当事者以外の人たちにも病気のことを知ってほしい」という思いでVTuberになり、配信を通してメッセージを伝え続けるもりのこどくさん。高校生で統合失調症になった彼女がいかにしてVTuberになったのか、その足跡を綴ったエッセイ連載です。 ※#0から読む方はこちらです。 #43  休息になるから こどくは、じつは大のVTuberファンである。活動上でもあまり話さずにいたが、いわゆるVTuber黎明期と呼ばれる時代からVTuberを知

新しい人と関わることで新しい世界の扉が開いていく。「未知なる料理のオンパレード。メキシコのお母さんが作る家庭料理」――料理に心が動いたあの瞬間の記録《自炊の風景》山口祐加

自炊料理家として多方面で活躍中の山口祐加さんが、日々疑問に思っていることや、料理や他者との関わりの中でふと気づいたことや発見したことなどを、飾らず、そのままに綴った風景の記録。山口さんが自炊の片鱗に触れ、「料理に心が動いた時」はどんな瞬間か。前回に続いてメキシコ滞在中の山口さん。日本でできた縁と交わした約束が今回の旅の目的のようです。 ※第1回から読む方はこちらです。 #25 未知なる料理のオンパレード。メキシコのお母さんが作る家庭料理 前回に引き続き、メキシコに滞在したと

宮島未奈『モモヘイ日和』第11回「モモヘイを描いてみた」

24年本屋大賞受賞作『成瀬は天下を取りにいく』の作者・宮島未奈さんの新作小説が「基礎英語」テキストにて好評連載中です。「本がひらく」では「基礎英語」テキスト発売日に合わせ、最新話のひとつ前のストーリーを公開いたします。 とある地方都市・白雪町を舞台に、フツーの中学生・エリカたちが巻き起こすドタバタ&ほっこり青春劇!  メイサに別のポーズのモモヘイを描いてほしくて、わたしとミサトは署名を集めはじめた。同じバスケ部の子たちや、クラスの仲の良い子、それに「白雪町をよくする会」のメ

NHK出版新書

ビジネス、哲学、時事、環境、教育、宗教、美術、科学……多彩なジャンルを深くわかりやすく伝えるNHK出版新書の関連記事をラインナップ。

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大河ドラマ「べらぼう」考証者で蔦重研究の第一人者が、「蔦重版」の真髄を解説!

大河ドラマ「べらぼう」考証者で蔦重研究の第一人者である鈴木俊幸さんによるNHK出版新書『「蔦重版」の世界 江戸庶民は何に熱狂したか』が刊行されました。 細見、黄表紙、洒落本、狂歌絵本……。蔦屋重三郎は、いかに江戸最先端の流行を捉え、庶民から熱狂的な支持を得たのか。喜多川歌麿、山東京伝、大田南畝らとどのような本づくりを行ったのか。具体的な出版物を一つひとつ挙げながら、「蔦重版」の真髄、そして江戸文化・風俗に与えた影響を解き明かします。 本稿では刊行を記念し、本書の冒頭部分を特別

オイルマネーで潤う国々が、なぜ「脱石油依存」を目指すのか?

天皇陛下、総理大臣のアラビア語通訳官も務めた元外交官の中川浩一さんによる著書『「新しい中東」が世界を動かす 変貌する産油国と日本外交』が刊行されました。 広大な砂漠、石油産業で富む王族、終わらないテロや戦争……いまだにこうしたイメージだけで中東を捉えていませんか。中東諸国の表裏を知る中川さんが、大規模改革で台頭する「新しい中東」の様相を明らかにし、エネルギー依存が著しい日本が進むべき道を大胆に提言します。 刊行を記念し、本書の「はじめに」と本編の冒頭を特別公開いたします。

「日本」はいかに誕生したか? グローバルな視点から古代史の謎に迫る

東アジアを見渡すグローバルな視点から謎に満ちた日本古代史の最前線に迫った、NHKスペシャル「古代史ミステリー」。反響に応え、『新・古代史 グローバルヒストリーで迫る邪馬台国、ヤマト王権』としてNHK出版新書より書籍化されました。 卑弥呼と三国志、空白の四世紀と技術革新、倭の五王と東アジア情勢──。最新の発掘調査とAI・DNA分析などの科学的アプローチ、さらには中国や韓国の国際研究の成果から、「日本」という国の始まりを多数の写真や図版とともに描き出します。 刊行を記念し、本書の

サラブレッドはどこへ行くのか?「引退馬」から見る日本競馬

 ターフを去った競走馬は、その後どこへ行くのか?  世界で最も馬券が売れる国、日本が抱える「引退馬」という産業課題。映画「今日もどこかで馬は生まれる」が高い評価を受けた映画監督・平林健一さんが、サラブレッドの誕生から現役生活、セカンドキャリア、肥育の現場まで、その一生を現場関係者への取材を通して明らかにしたノンフィクション『サラブレッドはどこへ行くのか 「引退馬」から見る日本競馬』が好評発売中です。刊行を記念し、平林さんが引退馬を追い始めた動機や、愛する競馬への思いが込められ

教養・ノンフィクション

各分野における最新の知識や再発見、情報の最前線から得た知見など、半歩先の知的好奇心を満たす記事を公開中。

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大河ドラマ「べらぼう」考証者で蔦重研究の第一人者が、「蔦重版」の真髄を解説!

大河ドラマ「べらぼう」考証者で蔦重研究の第一人者である鈴木俊幸さんによるNHK出版新書『「蔦重版」の世界 江戸庶民は何に熱狂したか』が刊行されました。 細見、黄表紙、洒落本、狂歌絵本……。蔦屋重三郎は、いかに江戸最先端の流行を捉え、庶民から熱狂的な支持を得たのか。喜多川歌麿、山東京伝、大田南畝らとどのような本づくりを行ったのか。具体的な出版物を一つひとつ挙げながら、「蔦重版」の真髄、そして江戸文化・風俗に与えた影響を解き明かします。 本稿では刊行を記念し、本書の冒頭部分を特別

冷凍チャーハンの歴史を変えた、「本格炒め炒飯」のブレイクスルー(ニチレイフーズ・竹本亮太) 【前編】

冷凍炒飯の市場が年々拡大するなか、ニチレイフーズの「本格炒め炒飯®」は売り上げ世界一でギネス世界記録™(※1)に認定されました。同商品は24年前の発売時に「革命を起こした」ともいわれています。いったいどんなブレイクスルーをもたらしたのでしょうか。炒飯のおいしさの決め手とは何か。ニチレイフーズで冷凍炒飯の商品企画を担当する竹本亮太さん(39)に聞きました。 ■初めて本当に「炒めた炒飯」──会社の受付横の「本格炒め炒飯」のオブジェ、インパクトありますね。 「本格炒め炒飯」は弊

最高の走りを体感せよ!――『BORN TO RUN』チームによる究極のトレーニング

楽に、軽く、スムーズに―― 秘境の長距離ランナー、ララムリ(タラウマラ族)の秘密はそこにあった! 全米20万人の走りを変えた世界的ベストセラー『BORN TO RUN 走るために生まれた』。前作のスピリットが息づく待望の実践書『BORN TO RUN 2――〝走る民族″から学ぶ究極のトレーニングガイド』(クリストファー・マクドゥーガル、エリック・オートン/近藤隆文訳、NHK出版)が2025年1月27日に発売となります。 伝説の〝走る民族〞の教え、長年にわたる調査、世界各地の

評伝 『ECDEAD あるラッパーの生と死』第2回「1999年のECD(その1)」 磯部 涼

顔を覆い隠したラッパー それは異様なポートレートだった。両目に眼帯、口にマスクをつけ、顔を覆い隠した男が、アディダスのジャージを着て腕を組み、ニューバランスのスニーカーを履いて仁王立ちしている。右目に"E"、左目に"C"、口に"D"の文字。そう、被写体は他でもないECD。しかしポーズの力強さに対して、名を記した顔はへのへのもへじのようで表情を読み取ることは出来ず、その姿はまるで幽霊にも見える。  リアルを体現する者こそが本物のラッパーだと言われる。自分はポップ・スターのような

ドラマ

朝ドラ、大河ドラマ、韓国ドラマなど、NHKドラマの出演者インタビューや、関連出版物の情報をお届けします。

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高瀬耕造アナウンサーが語る「おむすび」の魅力

連続テレビ小説「おむすび」で、1週間の放送を振り返るダイジェスト版の語りに挑む高瀬耕造アナウンサー。「おむすび」の見どころ、そして発生から30年を迎える阪神・淡路大震災について語っていただきました。 ※本記事は1月29日発売『NHKドラマ・ガイド 連続テレビ小説 おむすび Part2』に掲載した記事からご紹介します。  まさか2年連続でBK(NHK大阪放送局)制作の朝ドラに参加できるなんて、夢にも思いませんでした。自称〝朝ドラ応援団〟として長年朝ドラを応援してきた私としては

連続テレビ小説「おむすび」北村有起哉さん×緒形直人さん スペシャル対談

ヒロイン・米田結と、その姉である歩の父・聖人と、歩の親友であり、震災で命を落とした真紀の父・渡辺孝雄。ともに職人であり、どこか不器用な二人の“オヤジ”の物語は、「おむすび」の中で丁寧に描かれています。 ドラマ序盤は「あえて距離を置いていた」という、聖人役の北村有起哉さんと、孝雄役の緒形直人さんのスペシャル対談をお送りします!  ※本記事は1月29日発売『NHKドラマ・ガイド 連続テレビ小説 おむすび Part2』に掲載した対談からその一部をご紹介します。 閉じこもってしまっ

主演・横浜流星(蔦屋重三郎役)特別インタビュー――『NHK大河ドラマ・ガイドべらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 前編』

 2025年の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で、 江戸のメディア王〝蔦重〟こと主人公・蔦屋重三郎を演じる横浜流星さん。  2024年6月、 京都ロケでのクランクインから蔦重と向き合い続けてきた横浜さんに、ドラマに懸ける思いを伺います。 初めてのチャレンジを楽しんでいます  「江戸のメディア王」と評される蔦屋重三郎を演じます。史実に残る彼は、今で言う出版社の社長で、本や浮世絵の企画、プロデュース、営業、時には創作などすべてをこなしたそうです。ふだんの自分は、喜多川

あの名優たちが語る歴代大河ドラマの裏話―「プレイバック大河ドラマ」

2025年大河ドラマ「べらぼう」のドラマ・ガイド前編が12月19日に発売されます。本誌には、大河ドラマファンには見逃せない連載記事があります。過去の出演者の皆さんが出演作品への思いを語り、そしてその年の大河ドラマへのエールを送る連載「プレイバック大河ドラマ」について、担当編集者からのメッセージをお届けします。 豪華俳優陣が語る、過去の出演作  大河ドラマ・ガイドの連載企画として好評の「プレイバック大河ドラマ」。過去の大河ドラマ出演者の皆さんに、作品への思いをたっぷりと語っ