本がひらく

NHK出版の書籍編集部が、多彩な執筆陣による連載小説・エッセイ、教養・ノンフィクション…

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NHK出版の書籍編集部が、多彩な執筆陣による連載小説・エッセイ、教養・ノンフィクション読み物や、朝ドラ・大河ドラマの出演者や著者インタビューなどをお届けします。新刊情報も随時更新。ときどき編集部裏話も!

マガジン

  • 連載

    ミステリー小説や食エッセイから、小中学生向けの教養読み物まで、さまざまな興味・関心を刺激する作品を取りそろえています。

  • 小説・エッセイ

    人気・実力を兼ね備えた執筆陣によるバラエティー豊かな作品や、著者インタビュー、近刊情報などを掲載。

  • 教養・ノンフィクション

    各分野における最新の知識や再発見、情報の最前線から得た知見など、半歩先の知的好奇心を満たす記事を公開中。

  • NHK出版新書

    ビジネス、哲学、時事、環境、教育、宗教、美術、科学……多彩なジャンルを深くわかりやすく伝えるNHK出版新書の関連記事をラインナップ。

  • ドラマ

    朝ドラ、大河ドラマ、韓国ドラマなど、NHKドラマの出演者インタビューや、関連出版物の情報をお届けします。

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連載

ミステリー小説や食エッセイから、小中学生向けの教養読み物まで、さまざまな興味・関心を刺激する作品を取りそろえています。

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  • 381本

「日記の本番」10月 くどうれいん

小説、エッセイ、短歌、俳句とさまざまな文芸ジャンルで活躍する作家、くどうれいんさん。くどうさんの10月の「日記の練習」をもとにしたエッセイ、「日記の本番」です。 先行きが不安になると会社勤めの人たちと同じ行動をしたくなる。だから8時には家を出て、出勤ラッシュのスーツの波に飲まれながら作業場まで歩く。働いていた四年間は車通勤をしていて、いつも会社にいちばん近い駐車場に停めて、始業ギリギリの時間に滑り込むように到着していたから、実際はこんな風にたくさんの通勤者と共に歩いていたわ

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93

スポーツの祭典の裏でうごめく外交問題――『総理になった男』中山七里/第16回

「もしあなたが、突然総理になったら……」  そんなシミュレーションをもとにわかりやすく、面白く、そして熱く政治を描いた中山七里さんの人気小説『総理にされた男』待望の続編!  ある日、現職の総理大臣の替え玉にさせられた、政治に無頓着な売れない舞台役者・加納慎策は、政界の常識にとらわれず純粋な思いと言動で国内外の難局を切り抜けてきた。選手たちの思いを胸に、熱いメッセージを伝えてオリンピック・パラリンピック開催の是非を問う国会答弁を乗り切った慎策。いよいよ開会式前日、各国の来賓たち

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15

連載 ロジカルコミュニケーション入門――【第8回】多種多彩な「論証」を使ってみよう!

●論理的思考の意味  本連載【第1回】「論理的思考で視野を広げよう!」では、「論理的思考」が「思考の筋道を整理して明らかにする」ことであると解説した。たとえば「男女の三角関係」のように複雑な問題であっても、思考の筋道を整理して明らかにしていく過程で、発想の幅が広がり、それまで気づかなかった新たな論点が見えてくる思考法である。  【第2回】「論理的思考で自分の価値観を見極めよう!」では、「ロジカルコミュニケーション」によって新たな論点を探し、反論にも公平に耳を傾け、最終的に自

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16

「うん。やさしいために」――「ことぱの観察 #04〔やさしさ〕」向坂くじら

詩人として、国語専門塾の代表として、数々の活動で注目をあびる向坂くじらさん。この連載では、自身の考える言葉の定義を「ことぱ」と名付け、さまざまな「ことぱ」を観察していきます。 やさしさ バスのあの席が戻ってきた。  あの席だ。前方の扉から乗り込んですぐ、運転席の真後ろにある、一人掛けの席。バス通学だった中学生のころから、わたしはあの席が好きでしかたない。  まず、少し高いのがいい。ほかの席と違って、あの席に座るためには、二、三段階段を上らないといけない。そのぶん、外の景色も

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小説・エッセイ

人気・実力を兼ね備えた執筆陣によるバラエティー豊かな作品や、著者インタビュー、近刊情報などを掲載。

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  • 278本

「日記の本番」10月 くどうれいん

小説、エッセイ、短歌、俳句とさまざまな文芸ジャンルで活躍する作家、くどうれいんさん。くどうさんの10月の「日記の練習」をもとにしたエッセイ、「日記の本番」です。 先行きが不安になると会社勤めの人たちと同じ行動をしたくなる。だから8時には家を出て、出勤ラッシュのスーツの波に飲まれながら作業場まで歩く。働いていた四年間は車通勤をしていて、いつも会社にいちばん近い駐車場に停めて、始業ギリギリの時間に滑り込むように到着していたから、実際はこんな風にたくさんの通勤者と共に歩いていたわ

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スポーツの祭典の裏でうごめく外交問題――『総理になった男』中山七里/第16回

「もしあなたが、突然総理になったら……」  そんなシミュレーションをもとにわかりやすく、面白く、そして熱く政治を描いた中山七里さんの人気小説『総理にされた男』待望の続編!  ある日、現職の総理大臣の替え玉にさせられた、政治に無頓着な売れない舞台役者・加納慎策は、政界の常識にとらわれず純粋な思いと言動で国内外の難局を切り抜けてきた。選手たちの思いを胸に、熱いメッセージを伝えてオリンピック・パラリンピック開催の是非を問う国会答弁を乗り切った慎策。いよいよ開会式前日、各国の来賓たち

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15

【怪談】壁に残された血文字――葬儀業者の身に降りかかった背筋の凍る怪異

怪奇体験から垣間見える、現代社会の実像と歪ひずみ――。  2020年からNHKで不定期に放送され、SNSで話題の「業界怪談 中の人だけ知っている」。番組の再現ドラマをもとに体験者ひとりひとりに徹底追加取材し、より恐ろしく、より不可思議に、全16篇からなる怪談として新たに描き出すことで各業界のリアルに迫った書籍『業界怪談 中の人だけ知っている』が本日発売です。  “事故物件住みます芸人”松原タニシさんが「自分一人の人生では体験できぬ怪異、まさに「私の知らない世界」」と評した本書

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「うん。やさしいために」――「ことぱの観察 #04〔やさしさ〕」向坂くじら

詩人として、国語専門塾の代表として、数々の活動で注目をあびる向坂くじらさん。この連載では、自身の考える言葉の定義を「ことぱ」と名付け、さまざまな「ことぱ」を観察していきます。 やさしさ バスのあの席が戻ってきた。  あの席だ。前方の扉から乗り込んですぐ、運転席の真後ろにある、一人掛けの席。バス通学だった中学生のころから、わたしはあの席が好きでしかたない。  まず、少し高いのがいい。ほかの席と違って、あの席に座るためには、二、三段階段を上らないといけない。そのぶん、外の景色も

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教養・ノンフィクション

各分野における最新の知識や再発見、情報の最前線から得た知見など、半歩先の知的好奇心を満たす記事を公開中。

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  • 352本

いつ、どうやって切り替えるか――メンタルヘルス研究の世界的権威が語る「柔軟な脳」の作り方

人は1つのことをする状態から、別のことをする状態に頭を切り替えることが難しく、そのつどエネルギーを消費しています。切り替えにかかる負荷は思わぬストレスになり、切り替えがうまくできなければ同じ間違いを繰り返してしまうのです。 一方で、機敏に思考や精神を切り替えることができれば、最高のパフォーマンスを発揮し、より軽やかに楽に生きることができます。では、いかにして「フレキシブルな脳」となるのでしょうか。『SWITCHCRAFT(スイッチクラフト)切り替える力――すばやく変化に気づき

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連載 ロジカルコミュニケーション入門――【第8回】多種多彩な「論証」を使ってみよう!

●論理的思考の意味  本連載【第1回】「論理的思考で視野を広げよう!」では、「論理的思考」が「思考の筋道を整理して明らかにする」ことであると解説した。たとえば「男女の三角関係」のように複雑な問題であっても、思考の筋道を整理して明らかにしていく過程で、発想の幅が広がり、それまで気づかなかった新たな論点が見えてくる思考法である。  【第2回】「論理的思考で自分の価値観を見極めよう!」では、「ロジカルコミュニケーション」によって新たな論点を探し、反論にも公平に耳を傾け、最終的に自

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【怪談】壁に残された血文字――葬儀業者の身に降りかかった背筋の凍る怪異

怪奇体験から垣間見える、現代社会の実像と歪ひずみ――。  2020年からNHKで不定期に放送され、SNSで話題の「業界怪談 中の人だけ知っている」。番組の再現ドラマをもとに体験者ひとりひとりに徹底追加取材し、より恐ろしく、より不可思議に、全16篇からなる怪談として新たに描き出すことで各業界のリアルに迫った書籍『業界怪談 中の人だけ知っている』が本日発売です。  “事故物件住みます芸人”松原タニシさんが「自分一人の人生では体験できぬ怪異、まさに「私の知らない世界」」と評した本書

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困難な現実は人を成長させる――「不安を味方にして生きる」清水研 #12 [悲しみという感情の役割②]

不安、悲しみ、怒り、絶望……。人生にはさまざまな困難が降りかかります。がん患者専門の精神科医として4000人以上の患者や家族と対話してきた清水研さんが、こころに不安や困難を感じているあらゆる人に向けて、抱えている問題を乗り越え、豊かに生きるためのヒントをお伝えします。 *第1回からお読みになる方はこちらです。 #12 悲しみという感情の役割② 前回では悲しみという感情の役割について説明しましたが、悲しんでいるとき、こころには一生懸命がんばっている面もあり、多くのエネルギーを

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NHK出版新書

ビジネス、哲学、時事、環境、教育、宗教、美術、科学……多彩なジャンルを深くわかりやすく伝えるNHK出版新書の関連記事をラインナップ。

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  • 93本

行動遺伝学がもたらしたパラダイム転換とは?!「残酷すぎる世界」との向き合い方を論じた決定版。

知性、能力、性格、そして運まで――。行動遺伝学が明らかにしたのは、人間社会のあらゆる面を「遺伝の影」が覆っており、それから誰も逃れられないということだった。私たちは、残酷すぎる世界の真実といかに向き合うべきか。 人気作家の橘玲氏と、行動遺伝学の第一人者である安藤寿康氏が、知能格差社会の真実から遺伝的な適性の見つけ方までを論じ合った本書の発売を記念し、安藤氏による「あとがき」を特別公開します。 遺伝を取り巻く「闇」と「光」 行動遺伝学については2000年に『心はどのように遺伝

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人間と生命を読み解く解像度が格段に上がる! 慶應SFC人気教授による目ウロコの講義

生物学者の黒田裕樹さんによる新書『希望の分子生物学 私たちの「生命観」を書き換える 』が発売となりました。 分子生物学という分野は、医療、産業、環境など社会へ広範な影響を及ぼすだけでなく、生物学的な〈わたし〉という存在への理解を深めるのにも役立ち、人間と生命を読み解く解像度が格段に上がると著者は言います。 今回はその発売を記念し、内容の一部を特別公開します。 はじめに 私が慶應義塾大学において実施している授業の中でも、最も人気がある授業が毎年9月末から1月半ばにかけて行われ

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知能格差社会の真実から遺伝的な適性の見つけ方まで。人気作家と第一人者が徹底的に論じる!

知性、能力、性格、そして運まで――。行動遺伝学が明らかにしたのは、人間社会のあらゆる面を「遺伝の影」が覆っており、それから誰も逃れられないということだった。私たちは、残酷すぎる世界の真実といかに向き合うべきか。 人気作家の橘玲氏と、行動遺伝学の第一人者である安藤寿康氏が、知能格差社会の真実から遺伝的な適性の見つけ方までを論じ合った本書の発売を記念し、橘氏による「まえがき」を特別公開します。 誰も「遺伝」から逃れることはできない どんな質問にも人間と区別のつかない返答をする生

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神を裁く者、その名は…… ”あなたのキリスト教観が180度変わる”類書皆無の宗教論!

ストラスブール大学神学部出身の神学者加藤隆さんが、自身の研究の集大成として世に放つ新書『キリスト教の本質 「不在の神」はいかにして生まれたか』が発売となりました。 全世界で22億5000万人もの信者を有する一大宗教であるキリスト教。しかし、その実態について、日本人のほとんどが理解していないと著者は言います。 そんなキリスト教の本質に迫る本書——今回はその発売を記念し、内容の一部を特別公開します。 キリスト教諸宗派全体の理解は不可能である 「キリスト教」を理解する上では、大き

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ドラマ

朝ドラ、大河ドラマ、韓国ドラマなど、NHKドラマの出演者インタビューや、関連出版物の情報をお届けします。

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  • 37本

「連続テレビ小説 ブギウギ」脚本・足立紳さん 寄稿

理不尽な世の中や不器用な人たちの人間模様を、温かなまなざしでつぶさに描き出す脚本家・足立紳さん。「朝ドラ」とは縁遠いと感じていた足立さんが、笠置シヅ子という人物に出会い、魅力的なヒロイン・スズ子を生み出すまで。「ブギウギ」に込めた思いを寄せていただきました。 ※本記事は9月25日発売『NHKドラマ・ガイド 連続テレビ小説 ブギウギ Part1』に掲載しております。 多くの喜びと怒りと悲しみが、一緒にやってくるのが人生だ  「朝ドラ」の脚本をやりませんかと制作統括の福岡利武

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NHK連続テレビ小説「ブギウギ」ヒロイン・福来スズ子・趣里さんインタビュー

 10月2日から放送がスタートするNHK連続テレビ小説「ブギウギ」は、戦後の大スター笠置シヅ子さんをモデルとしたオリジナルストーリーで、「東京ブギウギ」や「買物ブギー」など数々の名曲とともに、日本の朝にあふれる笑顔をお届けします。  当記事では、9月25日発売の『NHKドラマ・ガイド 連続テレビ小説 ブギウギ Part1』より、ヒロインの福来スズ子を演じる趣里さんの巻頭インタビューの一部をお届けします。 スズ子の歩みと共に自分も成長していきたい  自分が朝ドラのヒロインに

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NHK連続テレビ小説「らんまん」主演・槙野万太郎役・神木隆之介さんインタビュー

 4月3日から放送がスタートするNHK連続テレビ小説「らんまん」は、「日本の植物学の父」と呼ばれる故・牧野富太郎さんをモデルにしたオリジナルストーリーです。  当記事では、3月20日発売の『NHKドラマ・ガイド 連続テレビ小説 らんまん Part1』より、主人公・槙野万太郎を演じる神木隆之介さんの撮り下ろし巻頭インタビューをお届けします。   朝ドラの主演と聞いて、最初は信じられませんでした。「えっ、僕がヒロインですか?」と(笑)。よくよく聞いたら男性の主演は「エール」の窪

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45

舞と私ってどこか似てる――NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」ヒロイン・岩倉舞役・福原遥さんインタビュー

 10月3日から放送がスタートするNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」は、ヒロインがものづくりの町・東大阪と、自然豊かな長崎・五島列島でさまざまな人との絆を育みながら、夢に向かっていくドラマです。  当記事では、9月26日発売の『NHKドラマ・ガイド 連続テレビ小説 舞いあがれ! Part1』より、ヒロイン・岩倉舞を演じる福原遥さんの撮り下ろし巻頭インタビューの一部をお届けします。  朝ドラは、私にとって特別な存在。学生時代に視聴者として朝ドラを見ていて、本当に元気や勇気を

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