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NHK出版の書籍編集部が、多彩な執筆陣による連載小説・エッセイ、教養・ノンフィクション読み物や、朝ドラ・大河ドラマの出演者や著者インタビューなどをお届けします。新刊情報も随時更新。ときどき編集部裏話も!

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【連載】南沢奈央「女優そっくり」第6回

気持ちのいい場所で、おいしい料理を、人と一緒に食べる。これ以上の贅沢はない。「自分で選ぶ・作る生活」――料理に心が動いたあの瞬間の記録《自炊の風景》山口祐加

哲学は17世紀が面白い! 刺激的な「近世合理哲学」入門

日本でもニーズ・知名度急上昇中! ナチュラリスティック・ガーデンとは?

フラガールと戦争――#8 ミルトン・ムラヤマ『俺が欲しいのは自分の体だけ』(1)

むりをしなければ、「息災」でいられる可能性はじゅうぶんある。「有病息災」――《こどく、と、生きる》統合失調症VTuber もりのこどく

【連載】南沢奈央「女優そっくり」第6回

胸が、ぎゅううう 私は根に持つタイプのようである。  言われてうれしかったことよりも、言われて悔しかったことをよく覚えている。言った人の顔も鮮明に思い出せるし、その当時の感情も蘇ってくる。そのときに“いやだわぁ”と一度思ってしまうと、完全に心のシャッターをおろす。そういった人たちと二度と交わることはない。  中学のときにこんなことがあった。  私は国語の係だった。教科ごとにつく教科係は、授業前にその教科担当の先生のところへ行き、プリントなど授業で必要なものを用意したり、教室ま

気持ちのいい場所で、おいしい料理を、人と一緒に食べる。これ以上の贅沢はない。「自分で選ぶ・作る生活」――料理に心が動いたあの瞬間の記録《自炊の風景》山口祐加

自炊料理家として多方面で活躍中の山口祐加さんが、日々疑問に思っていることや、料理や他者との関わりの中でふと気づいたことや発見したことなどを、飾らず、そのままに綴った風景の記録。山口さんが自炊の片鱗に触れ、「料理に心が動いた時」はどんな瞬間か。世界中の「日常のごはん」を求めて海外を旅している山口さん。前回に続いてスペイン滞在中の山口さんが次に訪ねたのは、ある日本人のご夫婦のお宅でした。 ※第1回から読む方はこちらです。 #18 自分で選ぶ・作る生活 前回はスペインのセビリアで

哲学は17世紀が面白い! 刺激的な「近世合理哲学」入門

17世紀、科学の勃興と共に哲学は「注釈」であることをやめ、それぞれ単独で展開される「プロジェクト」となった――。そんな時代の代表的な4人の哲学者、デカルト・スピノザ・ホッブズ・ライプニッツの思想を親しみやすい語り口で明らかにした『哲学者たちのワンダーランド[改版] デカルト・スピノザ・ホッブズ・ライプニッツ』が復刊されました。著者は当社刊『哲学史入門II』でも17世紀哲学について解説いただいた上野修さんです。 上野さんの明快な語り口は本書でも存分に生かされ、「近世合理哲学」の

日本でもニーズ・知名度急上昇中! ナチュラリスティック・ガーデンとは?

すてきな庭だと感じても、どんな植栽なのか、どんな考え方なのか、じつはよくわからない……。 そんなナチュラリスティック・ガーデンの「教科書」『PLANTING: A NEW PERSPECTIVE』の邦訳『ピート・アウドルフの庭づくり』が10月25日に発売になります。 翻訳を務めた永村裕子さんに、本著の内容や魅力をたっぷりお聞きしました。 ※NHKテキスト『趣味の園芸』11月号より一部抜粋・再編集したものです。 ナチュラリスティック・ガーデンを学ぶ、絶好の書──そもそもナチュ

フラガールと戦争――#8 ミルトン・ムラヤマ『俺が欲しいのは自分の体だけ』(1)

ハワイでは「すべて」が正解  もちろん僕もハワイが大好きだ。初めて行ったのは10年ほど前かな。以前、ロサンゼルスに留学していたから、同じアメリカだしカリフォルニアとそんなに違わないだろう、と思っていた。けれども、その考えは行ってみて完全に覆された。まず、なにより日本から近い。西海岸に行く半分ぐらいの時間で着いてしまう。この距離感がものすごく楽だ。そしてやたらと気候がいい。空は青いし、ざっと一雨でも降れば、毎日のように虹がかかる。    しかも食べ物の問題が全くない。コンビニ

むりをしなければ、「息災」でいられる可能性はじゅうぶんある。「有病息災」――《こどく、と、生きる》統合失調症VTuber もりのこどく

「同じ病で苦しむ仲間とつながりたい、救いたい、当事者以外の人たちにも病気のことを知ってほしい」という思いでVTuberになり、配信を通してメッセージを伝え続けるもりのこどくさん。高校生で統合失調症になった彼女がいかにしてVTuberになったのか、その足跡を綴ったエッセイ連載です。 ※#0から読む方はこちらです。 #29 有病息災 よく、神社やお寺に行く。こどくは古い建物がすきなので、遠方でも、行ければ行く、程度のノリで行く。また、近所の神社やお寺にも、おまいりやさんぽのつい