本がひらく
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マルクスでもレーニンでもなく、プーチンが熱烈に信奉するもの
世界中を飛び回り、100か国近くの国々を訪れてきた寺島実郎さんが、自身の体験を軸に、冷静なバランス感覚で「知るべきユダヤ要素」をまとめた書籍『ダビデの星を見つめて 体験的ユダヤ・ネットワーク論』。好評につきこのたび4刷が決定しました。
ユダヤ人が大切にする高付加価値主義とグローバリズムは、奇しくも、産業資本主義から情報を基軸とする金融資本主義、DX技術の進歩によるデジタル資本主義に分裂しようと
連載 ロジカルコミュニケーション入門――【第1回】論理的思考で視野を広げよう!
●三角関係のロジック
読者は、論理的に考えることが得意だろうか、あるいは、あまり得意ではないだろうか?
「論理的思考」や「ロジカルコミュニケーション」とは何かを説明する前に、日常的に遭遇するタイプの問題を先入観のない状態で考えてみてほしい。
これは、実際に私が学生から相談を受けた話である。
さて、読者がこの相談を受けたとしたら、Xにどのようなアドバイスをするだろうか?
ちなみに、私の
総理大臣がお忍びで街を市場調査したら――中山七里『総理になった男』第2回
「もしあなたが、突然総理になったら……」
そんなシミュレーションをもとにわかりやすく、面白く、そして熱く政治を描いた中山七里さんの人気小説『総理にされた男』待望の続編開始!
ある日、現職の総理大臣の替え玉にさせられた、政治に無頓着な売れない舞台役者・加納慎策は、政界の常識にとらわれず純粋な思いと言動で国内外の難局を切り抜けてきた。次なる相手は長らく続く景気低迷。決定的な打開策を見出せない政府に
増える本、どうする?――料理と食を通して日常を考察するエッセイ「とりあえずお湯わかせ」柚木麻子
『ランチのアッコちゃん』『BUTTER』『マジカルグランマ』など、数々のヒット作でおなじみの小説家、柚木麻子さん。今月は小説家にはつきものの悩みについてです。
※当記事は連載の第25回です。最初から読む方はこちらです。
#25 ときめきでは決められない 新型コロナウイルスが発生してから三年。ものすごく本が増えてしまったのだ。物書きの家に本が多いのは当たり前だし、物書きに限らず自粛の間にネットで本
「チャーハンがパラパラかどうかなんて悩む必要は全くない」平野レミ(料理愛好家)
「どんなチャーハンを食べてきましたか?」──そう尋ねると、人はときに饒舌になります。「なんてことのない日常」に寄り添った料理を通じて語られる、愛着のある情景。そこに、その人の素顔や原点が見えてきます。
連載第1回目は、明るいキャラクターとユニークなオリジナル料理で人気の料理愛好家の平野レミさん。どんなチャーハンを作り、食べてきたのでしょう。
具やご飯を派手に飛び散らかした、子ども時代が原点チャー