本がひらく
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「NHK出版新書を求めて」 第4回わたしはウンコになりたい 栗原康さん(アナキスト)の場合
各界で活躍する研究者や論者の方々はいま書店で、とくに「新書コーナー」の前で何を考え、どんな新書を選ぶのか? 毎回のゲストの方に書店の回り方、本の眺め方から現在の関心までをじっくりと伺う、NHK出版新書編集部の連載です。
*第1回から読む方はこちらです。
今回はこの人!
栗原康(くりはら・やすし)
東北芸術工科大学非常勤講師。1979年埼玉県生まれ。専門はアナキズム研究。著書に『サボる哲学』(N
美しく、桁外れに奇妙な昆虫たち――。急速に減少するこの小さな生き物を守る行動指針を示す、『サイレント・アース――昆虫たちの「沈黙の春」』発売!
いま、昆虫が危機に瀕しています。集約農業や森林伐採による生息域の減少、急速な気候変動……。昆虫は他の生物の栄養源であり、枯葉や死骸・糞の分解、土壌の維持、人間にとって有用な作物の受粉など、あらゆる生命を支えている存在にもかかわらず、その減少に大きな関心が払われているとはいえない状況にあります。
マルハナバチの研究を専門とするデイヴ・グールソンは、昆虫の数が近年急速に減少しつつあることを明らかに
【著者インタビュー】日本の資本主義を支えてきた、人々の「ある欲求」とは? 気鋭による書き下ろしの力作が刊行されます
――なぜこのような本を書こうと思われたのでしょうか?
会社がなぜ、人としての成長や自己向上を社員に求めるのか不思議に思ったことが、きっかけです。私は大学を卒業後、ある生命保険会社に就職したのですが、新入社員研修でいきなり、デール・カーネギーの『人を動かす』(1936年刊)をプレゼントされました。「人に好かれる6原則」とか、「人を変える9原則」など、成功するための“名言”がまとめられた、有名な
モノにはモノ語りがあり、かんたんには捨てられない――「マイナーノートで」#17〔捨てられない理由〕上野千鶴子
各方面で活躍する社会学者の上野千鶴子さんが、「考えたこと」だけでなく、「感じたこと」も綴る連載随筆。精緻な言葉選びと襞のある心象が織りなす文章は、あなたの内面を静かに波立たせます。
※#01から読む方はこちらです。
捨てられない理由 衣替えの季節が来ると、あふれるほどにクローゼットを占める衣類を見て、ため息をつく。
断捨離しようか。片付けのススメには、1シーズン袖を通さなかったものは捨てなさい
一年分の汚れを落とす――料理と食を通して日常を考察するエッセイ「とりあえずお湯わかせ」柚木麻子
『ランチのアッコちゃん』『BUTTER』『マジカルグランマ』など、数々のヒット作でおなじみの小説家、柚木麻子さん。今月はこの猛暑の中、おうちで涼むための悪戦苦闘をお送りします。
※当記事は連載の第17回です。最初から読む方はこちらです。
# 17 ビニールプール 三度目の自粛の夏、ただいま猛暑のまっただなかである。実はこの一年間、ずっと心の片隅にひっかかっていた事案がある。
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