本がひらく
記事一覧
オリンピックを招待した国としての責任――『総理になった男』中山七里/第14回
「もしあなたが、突然総理になったら……」
そんなシミュレーションをもとにわかりやすく、面白く、そして熱く政治を描いた中山七里さんの人気小説『総理にされた男』待望の続編!
ある日、現職の総理大臣の替え玉にさせられた、政治に無頓着な売れない舞台役者・加納慎策は、政界の常識にとらわれず純粋な思いと言動で国内外の難局を切り抜けてきた。選手たちから直接声を聞き、オリンピック・パラリンピックの開催に向けて
人類は暴力を克服できるか? スタンフォード大学の名物教授による人間行動の根源を探る旅、『善と悪の生物学ーー何がヒトを動かしているのか』(上下)より抜粋公開
スタンフォード大学の名物教授、ロバート・M・サポルスキー博士による『善と悪の生物学――何がヒトを動かしているのか』(上下)が10月26日に発売になりました。ある行動の瞬間から、その一秒前に脳内で起こっていること、数秒から数分前の感覚刺激、数時間から数日前のホルモンの状態……と時間を遡り、行動を決定する要因を探るというユニークかつ壮大な構成の本書は、「ワシントン・ポスト」紙が「2017年の10冊」に
もっとみる連載 ロジカルコミュニケーション入門――【第7回】明確に「論証」してみよう!
●論理的思考の意味
本連載【第1回】「論理的思考で視野を広げよう!」では、「論理的思考」が「思考の筋道を整理して明らかにする」ことであると解説した。たとえば「男女の三角関係」のように複雑な問題であっても、思考の筋道を整理して明らかにしていく過程で、発想の幅が広がり、それまで気づかなかった新たな論点が見えてくる思考法である。
【第2回】「論理的思考で自分の価値観を見極めよう!」では、「ロジカ
この怒りが何かを考えよう――「不安を味方にして生きる」清水研 #10 [喪失体験との向き合い方②]
不安、悲しみ、怒り、絶望……。人生にはさまざまな困難が降りかかります。がん患者専門の精神科医として4000人以上の患者や家族と対話してきた清水研さんが、こころに不安や困難を感じているあらゆる人に向けて、抱えている問題を乗り越え、豊かに生きるためのヒントをお伝えします。
*第1回からお読みになる方はこちらです。
#10 喪失体験との向き合い方②怒りの役割
怒りという感情は、「こうあるべきだ」と
サボる哲学 リターンズ! 第3回 愛でしょ ~一六〇〇キロ、われ歩くがゆえに歩く
我々はなぜ心身を消耗させながら、やりたくない仕事、クソどうでもいい仕事をし、生きるためのカネを稼ぐのか? 当たり前だと思わされてきた労働の未来から、どうすれば身体をズラせるか? 気鋭のアナキスト文人・栗原康さんの『サボる哲学』(NHK出版新書)がWEB連載としてカムバック。万国の大人たちよ、駄々をこねろ!
無職は無敵なのだ さて、たのしかった一八〇日連休もついにおしまい。きょうから週二日のハード
負の感情はこころを癒やす――「不安を味方にして生きる」清水研 #09 [喪失体験との向き合い方①]
不安、悲しみ、怒り、絶望……。人生にはさまざまな困難が降りかかります。がん患者専門の精神科医として4000人以上の患者や家族と対話してきた清水研さんが、こころに不安や困難を感じているあらゆる人に向けて、抱えている問題を乗り越え、豊かに生きるためのヒントをお伝えします。
*第1回からお読みになる方はこちらです。
#09 喪失体験との向き合い方① 前回まで、不安との向き合い方について考えてきました。