本がひらく
記事一覧
教育大国スウェーデンで生まれた楽しく学ぶ人類史『こどもサピエンス史』の著者に会いに行く~久山葉子
翻訳者の久山葉子さん(スウェーデン在住)が、『こどもサピエンス史』の著者、ベングト=エリック・エングホルム氏の別荘を訪ね、できあがったばかりの日本語版を届けました。そのときの様子を久山さんに伝えていただきます。著者が翻訳者に語った、この本で伝えたかったことは……?
※ヘッダー写真提供:Mon B&B Haverö(Twitter @BHavero)
生まれ育った湖畔に建つ赤い小屋
美しい夏の週
介護される者の哀しみ――「マイナーノートで #04〔憤怒の記憶〕」上野千鶴子
各方面で活躍する社会学者の上野千鶴子さんが、「考えたこと」だけでなく、「感じたこと」も綴る連載随筆。精緻な言葉選びと襞のある心象が織りなす文章は、あなたの内面を静かに波立たせます。
※#01から読む方はこちらです。
憤怒の記憶
辺見庸さんは、ずっと気になる書き手だった。生活クラブ生協連合会に辺見さんのファンがいるらしく、同会の機関誌『生活と自治』というマンスリー・レポートに、長期にわたって「新
はしゃげるチャンスに貪欲たれ――料理と食を通して日常を考察するエッセイ「とりあえずお湯わかせ」柚木麻子
『ランチのアッコちゃん』『BUTTER』『マジカルグランマ』など、数々のヒット作でおなじみの小説家、柚木麻子さん。今月は、コロナ禍で失われた楽しみを、久しぶりに親子で楽しんだ様子をお伝えします。
※当記事は連載の第4回です。最初から読む方はこちらです。
#4 顔ハメ看板
この一年で近所の公園はあらかた遊びつくしてしまった。全ての遊具のクセのようなものまで完全に把握している。通りから回転するジャ
“映像に想いを重ねる良心、集団感情に惑わされない「個」の確立”スーザン・ソンタグ――連載「アメリカ、その心の生まれるところ~変革の言葉たち」新元良一
自由・平等・フロンティアを旗印に、世界のリーダーとして君臨してきたアメリカ。様々な社会問題に揺れるこの国の根底には何があるのか? 建国から約230年。そこに培われた真のアメリカ精神を各分野の文化人の言葉の中に探ります。
第2回は、母国アメリカの独善性を批判し、国民感情的な非難にもひるむことなく論を展開したアメリカを代表するリベラル派の知識人であり、オピニオンリーダー、スーザン・ソンタグ(193
SF少年だった宮崎哲弥さん、喜びの受賞——第51回星雲賞授与式に寄せたビデオメッセージ
去る7月4日(日)、第51回星雲賞のオンライン授与式(YouTubeにて配信)が開催されました。星雲賞は日本SF大会の参加者による投票で決定する賞で、1970年にスタートし、日本のSFおよび周辺ジャンルのアワードでは最も長い歴史をもっています。
2019年に発表された作品が対象となる第51回星雲賞は昨年8月に発表され、評論家の宮崎哲弥さんが『NHK100分de名著 小松左京スペシャル 「神」な
NHK「シャキーン!」の初代MC・あやめちゃんが発見!――絵本『シャキーン!の木のきのまたゆ』の楽しい世界
子どもたちを楽しく目覚めさせる知的エンターテインメント番組NHK「シャキーン!」(Eテレ)は2021年で14年目を迎えます。その初代MCを務めた小島あやめさん(通称 :あやめちゃん)は、番組キャラクターのジュモクさん(声:片桐仁氏)やネコッパチ(声:やついいちろう氏)の自由なボケとツッコミをうまくかわし、レベルの高い歌や踊りで4年間お茶の間を楽しませてくれました。
現在はタレントとして、バラエ