本がひらく
記事一覧
いつ、どうやって切り替えるか――メンタルヘルス研究の世界的権威が語る「柔軟な脳」の作り方
人は1つのことをする状態から、別のことをする状態に頭を切り替えることが難しく、そのつどエネルギーを消費しています。切り替えにかかる負荷は思わぬストレスになり、切り替えがうまくできなければ同じ間違いを繰り返してしまうのです。
一方で、機敏に思考や精神を切り替えることができれば、最高のパフォーマンスを発揮し、より軽やかに楽に生きることができます。では、いかにして「フレキシブルな脳」となるのでしょうか。
スポーツの祭典の裏でうごめく外交問題――『総理になった男』中山七里/第16回
「もしあなたが、突然総理になったら……」
そんなシミュレーションをもとにわかりやすく、面白く、そして熱く政治を描いた中山七里さんの人気小説『総理にされた男』待望の続編!
ある日、現職の総理大臣の替え玉にさせられた、政治に無頓着な売れない舞台役者・加納慎策は、政界の常識にとらわれず純粋な思いと言動で国内外の難局を切り抜けてきた。選手たちの思いを胸に、熱いメッセージを伝えてオリンピック・パラリンピ
連載 ロジカルコミュニケーション入門――【第8回】多種多彩な「論証」を使ってみよう!
●論理的思考の意味
本連載【第1回】「論理的思考で視野を広げよう!」では、「論理的思考」が「思考の筋道を整理して明らかにする」ことであると解説した。たとえば「男女の三角関係」のように複雑な問題であっても、思考の筋道を整理して明らかにしていく過程で、発想の幅が広がり、それまで気づかなかった新たな論点が見えてくる思考法である。
【第2回】「論理的思考で自分の価値観を見極めよう!」では、「ロジカル
【怪談】壁に残された血文字――葬儀業者の身に降りかかった背筋の凍る怪異
怪奇体験から垣間見える、現代社会の実像と歪ひずみ――。
2020年からNHKで不定期に放送され、SNSで話題の「業界怪談 中の人だけ知っている」。番組の再現ドラマをもとに体験者ひとりひとりに徹底追加取材し、より恐ろしく、より不可思議に、全16篇からなる怪談として新たに描き出すことで各業界のリアルに迫った書籍『業界怪談 中の人だけ知っている』が本日発売です。
“事故物件住みます芸人”松原タニシさ
「うん。やさしいために」――「ことぱの観察 #04〔やさしさ〕」向坂くじら
詩人として、国語専門塾の代表として、数々の活動で注目をあびる向坂くじらさん。この連載では、自身の考える言葉の定義を「ことぱ」と名付け、さまざまな「ことぱ」を観察していきます。
やさしさ バスのあの席が戻ってきた。
あの席だ。前方の扉から乗り込んですぐ、運転席の真後ろにある、一人掛けの席。バス通学だった中学生のころから、わたしはあの席が好きでしかたない。
まず、少し高いのがいい。ほかの席と違っ