本がひらく
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連載 シン・アナキズム 第5章 グレーバー (その7)
この連載でも取り上げ、日本語訳が出ていないと文句を言っていた、グレーバーとウェングロウの『万物の黎明』が、酒井隆史訳で光文社から9月30日に出版されます。さっそく見本をいただきました。酒井さん、毎度毎度ありえない長さの翻訳をありがとう! ちなみに日本語訳は本文だけで二段組で593ページあります。
価値はモノではなく「関係」にある またしても長い前置きのようだが、ここまでの話を念頭に置くと、『価値
正解は「縦になる」――料理と食を通して日常を考察するエッセイ「とりあえずお湯わかせ」柚木麻子
『ランチのアッコちゃん』『BUTTER』『マジカルグランマ』など、数々のヒット作でおなじみの小説家、柚木麻子さん。今月は、台風の到来に伴う体調不良への対応策について考えます。
※当記事は連載の第30回です。最初から読む方はこちらです。
#30 台風一過 夜更けから雨が降り続け午前中は台風が吹き荒れ、今はもう通り過ぎたが、窓の外では、真っ黒なアスファルトをぱらぱらと小雨が叩いている。前日から、何か
しっとりチャーハンの聖地「10歳から中華の道に」(「丸鶴」店主・岡山実)【前編】
チャーハンの枕詞になっている「パラパラ」。ところが、その逆をいく「しっとり」で、全国から人が集まり行列する町中華があります。創業57年の、東京・板橋区の「丸鶴」。10歳でこの道に入ったという、店主の岡山実さん(76)の歩みは戦後の町中華の歴史そのもの。時代とともにチャーハンはどのように変わってきたのか。なぜ全国から人が行列するのか、前後半の2回にわたってお届けします。
10歳で「中華の道」へ。1
【祝・10,000フォロワー!】「本がひらく」連載陣のサイン本プレゼントキャンペーン
「少しでもNHK出版の本を知ってほしい!」「自分たちが作った本の魅力を一人でも多くの人に伝えたい!」という思いからはじまった、この「本がひらく」。
立ち上げから3年が経ち、様々な連載やコンテンツをお届けして参りました。記事をお読みいただいた皆様のおかげで、このたび10,000人もの方にフォローしていただくことができました! こんな日が来るとは…本当にありがとうございます!(涙)
これを記念
人間を拒絶する厳しくて魅力的な場所――「マイナーノートで」#30〔森林限界〕上野千鶴子
各方面で活躍する社会学者の上野千鶴子さんが、「考えたこと」だけでなく、「感じたこと」も綴る連載随筆。精緻な言葉選びと襞のある心象が織りなす文章は、あなたの内面を静かに波立たせます。
※#01から読む方はこちらです。
森林限界 森林限界。日本の本州中部では標高2500メートル以上にならないと達しない。
日本アルプスには北アルプスにも南アルプスにも3000メートル級の山々が連なる。暑く苦しい樹林