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震災によって引かれた“境界線”が、一変させたもの――情報化社会の闇を描いた長編ミス…

 ついに笘篠刑事に身柄を確保された鵠沼駿。確保の直前、鵠沼は旧友・五代良則と思い出の場所で再会を果たし、二人にとって空白の時間を埋めていた。震災によって引かれた線が、鵠沼と五代のその後の人生を大きく変えていたのだった。警察に連行された鵠沼は、笘篠に何を語るのか――。  ※本記事は…

人生と物事の価値観を根底から揺るがしたあの日――情報化社会の闇を描いた長編ミステリ…

 鵠沼駿と五代良則それぞれの関係者への事情聴取を行ったが、ふたりの決定的な接点も有力な犯行の手がかりも、笘篠刑事は見つけることができなかった。それどころか、話を訊けば訊くほど鵠沼が犯行に及ぶ人間像からは遠く感じられるほどであった。しかし、鑑識を進めていた両角より、鵠沼がキズナ会の…

見えぬ接点と深まる謎……事件は最終局面へ――情報化社会の闇を描いた長編ミステリー小…

 たび重なる詐欺により宮城刑務所に収容されていた五代良則は、懲りることなく、出所後のさらなる悪事を計画しながら日々を過ごしていた。そこには、五代が出所後の仕事のパートナーとして目をかけていた利根勝久の姿もあった。そんな折、東日本大震災が発生した。刑務所の食堂にあるテレビが五代の地…

宮城刑務所がむかえた3.11。その時いったい何が――情報化社会の闇を描いた長編ミステリ…

 五代良則と鵠沼駿は、金山組のフロント企業「東北ファイナンス」に一矢報いるため、「東北ファイナンス」のホストコンピューターへハッキングすることで資産を複数の架空口座に不正送金する詐欺を思いつき、成功させる。これをきっかけにふたりは互いを認め合い、親交を深めた。2001年春、高校を卒業…