小説・エッセイ

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ひとりでいることが推奨される時代――「マイナーノートで #01〔不要不急〕」上野千鶴…

 各方面で活躍する社会学者の上野千鶴子さんが、「考えたこと」だけでなく、「感じたこと」も綴る連載随筆。精緻な言葉選びと襞のある心象が織りなす文章は、あなたの内面を静かに波立たせます。 不要不急  コロナ禍の1年が過ぎた。春夏秋冬4つの季節を経て、また春になった。  この1年が長か…

震災と帰郷 44年ぶりの街での出会い――「熊本 かわりばんこ #01〔人生の第二章が始ま…

 長年過ごした東京を離れ故郷・熊本に暮らしの場を移した吉本由美さんと、熊本市内で書店&雑貨カフェを営む田尻久子さん。  本と映画、そして猫が大好きなふたりが、熊本暮らしの手ざわりを「かわりばんこ」に綴ります。 人生の第二章が始まった  いろんなところに書いてきたからそれらを読まれ…

「山ヲ歩キ、湯ニ到ル――#04 入浴できる世界遺産、湯の峰温泉への長き道のり ~熊野古…

登山と温泉はセットである――。 低山里山に歴史文化や神話民話を追い求め、日本各地を旅する低山トラベラー・大内征が綴る、山のこと、湯のこと、旅のこと。 第四回は、日本最古の湯にして世界遺産の「湯の峰温泉」を目指す歩き旅。熊野古道の中辺路40kmを踏破したご褒美は、死の淵から息を吹き返した…

日比谷の書店員のリアルな日常、街の情景、本の話――「日比谷で本を売っている。〔POP…

※当記事はエッセイ連載の第15回です。第1回から読む方はこちらです。  遅番の日、夕方のピークが終わってホッと一息吐いたころだった。店長の花田菜々子がレジに近付いてきて、私を呼ぶ。この店のいいところは、みんな偉いし、誰も偉くないところだ。肩書きにかかわらず、自由に意見を言い合える。 …

日比谷で働く書店員のリアルな日常、街の情景、本の話――「日比谷で本を売っている。〔…

※当記事はエッセイ連載の第14回です。第1回から読む方はこちらです。  知人の作家が、Twitterのリプライで焼き野菜の作り方を質問され、なぜそんなことを聞くのかと困惑していた。彼女は料理研究家でも野菜の専門家でもない。そもそも焼き野菜は、野菜を焼いただけである。投稿した写真には、焦げ目…

「鈴川絢子のママYouTuberの子育てノート」第9回(最終回) 私の夢と家族の夢

 6歳と3歳の兄弟との日々をはじめ、大好きな鉄道やおもちゃなどの魅力を動画で配信している、人気YouTuberの鈴川絢子さん。その等身大の様子は、とくに鉄道好きの子どもがいるお母さんたちに支持され、多くの共感を呼んでいます。  当連載では、動画では伝えきれない子育ての工夫や想いなどを、家…

日比谷で働く書店員のリアルな日常、日比谷の情景、そして、本の話――新井見枝香「日比…

※当記事はエッセイ連載の第13回です。第1回から読む方はこちらです。  近所の小学校の校庭を囲むフェンスに、生徒が夏休みの宿題で作った俳句が掲示されている。どうも冬休みには作らなかったようで、枯れ葉が散って3学期が始まっても、そのままだ。特に冷え込む今日この頃、前を通る度に、夏が恋し…

「鈴川絢子のママYouTuberの子育てノート」第8回 子どもたちの「学び」の支え…

 6歳と3歳の兄弟との日々をはじめ、大好きな鉄道やおもちゃなどの魅力を動画で配信している、鈴川絢子さん。YouTubeでの動画配信を中心に活躍する、その等身大の様子は、とくに鉄道好きの子どもがいるお母さんたちから共感を呼んでいます。  当連載では、動画では伝えきれない子育ての工夫や想いな…

日比谷で働く書店員のリアルな日常、日比谷の情景、そして、本の話――エッセイ「日比谷…

※第1回から読む方はこちらです。  うさぎを追って穴に飛び込んだアリスは、元の世界に戻れないと、ハートの女王に泣きついたのだが、猫を追って路地裏に迷い込んだ私は、お家に帰れないと、Googleマップに頼ってしまった。情けない。  それにしても、不思議な猫だった。動物に好かれない私は、犬な…

「鈴川絢子のママYouTuberの子育てノート」第7回 本のある生活

 6歳と2歳の兄弟との日々や、大好きな鉄道やおもちゃなどの魅力を動画で配信する、人気YouTuberの鈴川絢子さん。その等身大の様子は、とくに鉄道好きの子どもがいるお母さんたちに支持され、共感を呼んでいます。 当連載では、動画では伝えきれない子育ての工夫や想いなどを、家族とのエピソードと…