教養・ノンフィクション

203
連載「哲学ディベート――人生の論点」【第2回】生まれてこないほうがよかったのか?

連載「哲学ディベート――人生の論点」【第2回】生まれてこないほうがよかったのか?

●「哲学ディベート」は、相手を論破し説得するための競技ディベートとは異なり、多彩な論点を浮かび上がらせて、自分が何に価値を置いているのかを見極める思考方法です。 ●本連載では「哲学ディベート」を発案した哲学者・高橋昌一郎が、実際に誰もが遭遇する可能性のあるさまざまな「人生の論点」に迫ります。 ●舞台は大学の研究室。もし読者が大学生だったら、発表者のどの論点に賛成しますか、あるいは反対しますか? これまで気付かなかった新たな発想を発見するためにも、ぜひ視界を広げて、一緒に考えて

27
連載「哲学ディベート――人生の論点」【第1回】出生前診断を受けるべきか?

連載「哲学ディベート――人生の論点」【第1回】出生前診断を受けるべきか?

●「哲学ディベート」は、相手を論破し説得するための競技ディベートとは異なり、多彩な論点を浮かび上がらせて、自分が何に価値を置いているのかを見極める思考方法です。 ●本連載では「哲学ディベート」を発案した哲学者・高橋昌一郎が、実際に誰もが遭遇する可能性のあるさまざまな「人生の論点」に迫ります。 ●舞台は大学の研究室。もし読者が大学生だったら、発表者のどの論点に賛成しますか、あるいは反対しますか? これまで気付かなかった新たな発想を発見するためにも、ぜひ視界を広げて、一緒に考えて

36
ウィトゲンシュタインがまるで目の前で語り出したかのよう――【寄稿:池田 喬】古田徹也・著『はじめてのウィトゲンシュタイン』について

ウィトゲンシュタインがまるで目の前で語り出したかのよう――【寄稿:池田 喬】古田徹也・著『はじめてのウィトゲンシュタイン』について

 大型連休に、話題の人文書を読むのもお勧めです。学術系の入門書として『はじめてのウィトゲンシュタイン』が異例の売れ行きを見せています。著者・古田徹也さんをよく知る池田喬さんに、寄稿していただきました。池田さんは気鋭のハイデガー研究者として知られ、現在、ハイデガーの主著『存在と時間』の革新的な入門書を執筆中です。古田徹也さんが「本当に感激した」という池田さんの評文を掲載します。  ウィトゲンシュタインは、20世紀以降の現代哲学の最重要哲学者の一人だと言われているし、「語りえな

36
生命科学者のベンチャー経営者・高橋祥子さんが読んだ、『マルクス・ガブリエル 新時代に生きる「道徳哲学」』

生命科学者のベンチャー経営者・高橋祥子さんが読んだ、『マルクス・ガブリエル 新時代に生きる「道徳哲学」』

「コロナの時代の自由」を論じるマルクス・ガブリエルの言葉を、日本をリードする知識人たちはどう読んだのか? 続々と届くリレーコメントの第三弾!  先月の発売から話題の『ビジネスと人生の「見え方」が一変する 生命科学的思考』の著者・高橋祥子さんは、執筆において「少なからずマルクス・ガブリエルの影響を受けた」と言います。遺伝子解析ベンチャー「ジーンクエスト」を率いる経営者として、またガブリエルが批判的眼差しを向ける自然科学の研究者として、NHK出版新書『マルクス・ガブリエル 新時代

28
気鋭の日本思想史家・先﨑彰容さんが読んだ、『マルクス・ガブリエル 新時代に生きる「道徳哲学」』

気鋭の日本思想史家・先﨑彰容さんが読んだ、『マルクス・ガブリエル 新時代に生きる「道徳哲学」』

「コロナの時代の自由」を論じるマルクス・ガブリエルの言葉を、日本をリードする知識人たちはどう読んだのか? 続々と届くリレーコメントの第二弾!  ガブリエルが関心を寄せる日本思想史を研究する立場から、西郷隆盛の遺訓をはじめ現代の世相までを鋭く分析する先﨑彰容さん。先﨑さんは、2月10日発売のNHK出版新書『マルクス・ガブリエル 新時代に生きる「道徳哲学」』を読み、何を思うのか? 善悪を論じる「倫理」の研究からみた本書の勘所をガイドしていただきます。 SNSから民主主義を考える

28
話題沸騰の経済思想家・斎藤幸平さんが読んだ、『マルクス・ガブリエル 新時代に生きる「道徳哲学」』

話題沸騰の経済思想家・斎藤幸平さんが読んだ、『マルクス・ガブリエル 新時代に生きる「道徳哲学」』

 「コロナの時代の自由」を論じるマルクス・ガブリエルの言葉を、日本をリードする知識人たちはどう読んだのか? 続々と届くリレーコメントの第一弾!  世界の哲学ファンを夢中にさせる天才哲学者、マルクス・ガブリエル。 そして、『人新世の「資本論」』でまさに今、日本を席巻中の経済思想家・斎藤幸平さん。二人の間には知られざる交流がありました。  このたび刊行されるNHK出版新書『マルクス・ガブリエル 新時代に生きる「道徳哲学」』(2月10日発売)を読んだ斎藤さんは何を思ったのか。誰より

22
アリストテレスで「人間」の本質を抉り、ハイデガーで「存在」の意味を知る。
西洋哲学の名著を題材にして、複雑化する世界をとらえる――『名著ではじめる哲学入門』より

アリストテレスで「人間」の本質を抉り、ハイデガーで「存在」の意味を知る。 西洋哲学の名著を題材にして、複雑化する世界をとらえる――『名著ではじめる哲学入門』より

 私たちを取り巻くこの世界とは、いったい何なのだろうか? その問いに答えるべく、注目の哲学者・萱野稔人が、「哲学」「人間」「存在」「国家」「政治」「権力」など15の問いを設定し、アリストテレス『ニコマコス倫理学』からドゥルーズ、ガタリ『千のプラトー』まで、名著38冊と49のキーワードを駆使して、日本人の哲学力を磨きます。  複雑化する世界を新たな視点でとらえる、実践的学び直しの書として編まれたNHK出版新書『名著ではじめる哲学入門』(9月10日発売)より、当記事では冒頭の章「

21
天才哲学者マルクス・ガブリエルが挑んだ世界の知の最前線5人との対話、そしてコロナ禍での緊急インタビュー! シリーズ最新作『マルクス・ガブリエル 危機の時代を語る』より

天才哲学者マルクス・ガブリエルが挑んだ世界の知の最前線5人との対話、そしてコロナ禍での緊急インタビュー! シリーズ最新作『マルクス・ガブリエル 危機の時代を語る』より

 大反響のNHK Eテレ「欲望の時代の哲学2020~マルクス・ガブリエル NY思索ドキュメント」書籍化の続編、NHK出版新書『マルクス・ガブリエル 危機の時代を語る』が9月10日に刊行される。本書では、日本でも話題のベストセラー作者クリスチャン・マスビアウやカート・アンダーセン、現代哲学の最前線に立つチャーマーズや世界的作家ケールマンらと、「新実在論」を掲げる思想界の旗手ガブリエルとの白熱の対話全5編を濃縮して掲載!  当記事では、コロナ禍におけるガブリエルへの緊急インタビュ

21
哲学はいま何をテーマにしているのか? 変貌する哲学の新しい見取り図を示す!

哲学はいま何をテーマにしているのか? 変貌する哲学の新しい見取り図を示す!

 現代哲学――主として20世紀後半以後の哲学は、さまざまな論者が分野横断的な議論を繰り広げ、非常に複雑化している。哲学は今、どこにどういう問いがあり、誰によって何が議論されているのか? 7月10日に発売された『現代哲学の最前線』(NHK出版新書)で、本書著者の哲学者・仲正昌樹氏がそれに答える! 哲学を「学びたい」人の入門書はどうあるべきか?  21世紀の10年代に入った頃から、何となく哲学書ブームが続いている。様々な哲学入門書が出版され、都市の大型書店には、〝庶民に親しみ

29
「NHK出版新書を探せ!」第3回 「『自粛を要請』『新しい生活様式』……新たな言葉が“自粛警察”を増やす?――古田徹也さん(倫理学者)の場合」

「NHK出版新書を探せ!」第3回 「『自粛を要請』『新しい生活様式』……新たな言葉が“自粛警察”を増やす?――古田徹也さん(倫理学者)の場合」

 突然ですが、新書と言えばどのレーベルが真っ先に思い浮かびますか? 老舗の新書レーベルにはまだ敵わなくても、もっとうちの新書を知ってほしい! というわけで、この連載では今を時めく気鋭の研究者の研究室に伺って、その本棚にある(かもしれない)当社新書の感想とともに、先生たちの研究テーマや現在考えていることなどをじっくりと伺います。コーディネーターは当社新書『試験に出る哲学』の著者・斎藤哲也さんです。  ※第1回から読む方はこちらです。 <今回はこの人!> 古田徹也(ふるた・てつ

50