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わたしたちのSDGs

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地球温暖化やプラスチック問題など、いま話題のSDGsについて考える指針となる情報や本を幅広くご紹介します。
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#翻訳書

庭やベランダからストップ気候変動! 話題の新刊『土を育てる』で土いじりがもっと楽しくなる

 日本では一般的に、庭や畑などの土は耕したり、肥料をやったりしなければならないと思われていますが、本当にそうでしょうか? もしかしたら、何もしない方が土や植物にとってはいいのかも……。  そんな驚きの考え方が詰まっているのが『土を育てる――自然をよみがえらせる土壌革命』(好評発売中)。本国アメリカのアマゾンでは今1,000以上の5つ星レビューがついている話題の翻訳書です。  自宅や畑で、植物を愛でたり、野菜の収穫を楽しんだりしながら、さらに温暖化対策もできる――その手法とはど

女性が“自分のからだを取り戻していく”ために――『からだと性の教科書』から学べること

高橋幸子さん(産婦人科医)×福田和子さん(「#なんでないの プロジェクト」代表)特別対談 日本の性教育は海外に比べて後れをとっていると言われて久しいが、そんな中で最近、学校では教えてくれない“からだや性”のことについて学べる書籍が多数刊行されている。性の先進国ノルウェー発の書籍『世界中の女子が読んだ! からだと性の教科書』もその1冊で、増刷を重ねている。本書の医療監修を務め、性教育の啓蒙にも力を入れている高橋幸子さんと、日本の避妊の選択肢を増やす活動を続けるアクティビストの福

シンプルな暮らしが、持続可能への道をひらく! 世界の若者たちの共感を呼んだ「希望の哲学」

 モノを所有し、それを消費するのが日常となったわたしたち現代人は、ほんとうにしあわせでしょうか? 大量生産・大量消費の生活は、かならず弱い立場にある人や自然環境を犠牲にする、とサティシュ・クマールは言います。〈エレガント・シンプリシティ〉という理想を支えているのは、より少ないモノでよりよく生きる技術(アート)です。一度立ち止まって、モノや時間に縛られ追い立てられる生活を見直してみませんか? 好評発売中の『エレガント・シンプリシティ 「簡素」に美しく生きる』にはそのためのヒント

「木」こそが人類の歴史をつくった! 700万年にわたる壮大な物語を解き明かす『「木」から辿る人類史』

 ⽊を多用した温かみのあるデザインが話題となった新国立競技場をはじめ、暮らしに木材を取り入れて、森を育てるエコ活動「木づかい運動」が広がるなど、最近、「木」を身近に感じる機会が増えています。  木は、はるか昔から、私たち人類の進化と文明の発展に深く関係してきました。なぜ、どのように、人類は木を利用し、今日の社会を築くまでになったのか、その壮大な道すじを解き明かしたのが、『「木」から辿る人類史 ヒトの進化と繁栄の秘密に迫る』(2021年9月28日発売)です。  本書より、人間が