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教養・ノンフィクション

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各分野における最新の知識や再発見、情報の最前線から得た知見など、半歩先の知的好奇心を満たす記事を公開中。
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#編集部だより

現代思想は死んでません!――『試験に出る現代思想』刊行記念、斎藤哲也自作自演インタビュー

大学入学共通テスト(以前のセンター試験)「倫理」には、哲学・思想の重要なポイントが毎回出題されています。そして、この問題を手がかりに、哲学・思想に入門してしまおう!というのが、『試験に出る哲学』シリーズ。3冊目となる最新刊では、ついに「現代思想」が登場します。刊行を記念して、数々の哲学・思想本の構成と執筆を手掛け、インタビューの名手でもある斎藤哲也さんが、自らを取材しました! ⚫現代思想はどのくらい試験に出るのか? ――10月に出された新著『試験に出る現代思想』で「試験に

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「宗教がこんなにも豊かで開かれたものであることを知ってほしい」――悩み苦しむ現代人のための「宗教のきほん」

 古今東西の宗教における「知識」と「知恵」をわかりやすく伝えるシリーズ、「宗教のきほん」が10月28日に創刊となります。いったいどんなシリーズになるのか、担当編集者であるNHK出版・白川貴浩が大いに語ります。 ――本を手にしてまず思ったのは、カバーの手ざわりのよさなど、装丁の美しさです。 白川貴浩(以下、白川) シリーズのコンセプトを反映すべく、デザイナーの成原亜美さんと相談を重ねました。 ――シリーズのコンセプトは「宗教の『知識』と『知恵』をわかりやすく伝える」とのこと

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昆虫と地球上のすべての生きものたちのために、私たちができること――生物学者グールソンはあきらめない

8月末に発売され、各新聞紙上で、養老孟司さん(脳科学者)、鷲谷いづみさん(生態学者)、福岡伸一さん(生物学者)はじめ、多くの方々にご高評いただいた注目の書、『サイレント・アース 昆虫たちの「沈黙の春」』。昆虫をこよなく愛する生物学者である著者デイヴ・グールソン博士のロング・インタビュー、いよいよ最終回です。 ※最初から読む方はこちらです。 ヘッダー画像:昆虫のホテル-ドイツ(ⒸMickis-Fotowelt /Shutterstock) 取材:早川健治 ――若い人たちへの自

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昆虫がいなくなったら、地球は動きを止めるだろう――生物学者グールソンは、昆虫の視点から多様性の危機を訴える

8月末に発売され、各新聞紙上で、養老孟司さん(脳科学者)、鷲谷いづみさん(生態学者)、福岡伸一さん(生物学者)はじめ、多くの方々にご高評いただいた注目の書、『サイレント・アース 昆虫たちの「沈黙の春」』。昆虫をこよなく愛する著者デイヴ・グールソン博士のロング・インタビュー全文。今回はその第2弾です。 ※最初から読む方はこちらです。 (ヘッダー画像:ⒸSumruay Rattanataipob /Shutterstock) 取材:早川健治 ――殺虫剤との長い闘い 早川 本書

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世界中で昆虫の数が激減している!? それが意味することは何か?――生物学者グールソンは語る!

8月末に発売され、各新聞紙上で、養老孟司さん(脳科学者)、鷲谷いづみさん(生態学者)、福岡伸一さん(生物学者)はじめ、多くの方々にご高評いただいた注目の書、『サイレント・アース 昆虫たちの「沈黙の春」』。昆虫をこよなく愛する著者デイヴ・グールソン博士に、本書で伝えたかったことを1時間にわたり伺いました。そのすべてをあますところなく、3回に分けてお伝えします。 取材:早川健治 ――昆虫にまつわる衝撃的な数字 早川健治 『サイレント・アース』には多くの豊かで興味深いデータが詰

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雌雄/男女は、2つに分けてもわからない! 生物学の最前線で進む驚きの研究を、第一人者がやさしく語る

 生物はオス/メスが別個に存在しているのではなく、じつは両者は連続している――「性」の本質をそう捉える研究が、生物学の最前線で進んでいます。性は生涯変わり続ける? すべての細胞と、その集まりである臓器や器官は独自に性を持っている? この度刊行された『オスとは何で、メスとは何か?――「性スペクトラム」という最前線』は、生物、とくに哺乳類の性に関する基礎研究を続けてきた著者が、さまざまな生き物の多様な雌雄のあり方と、それを形づくる仕組みの解説を通して、二項対立では語り切れない性本

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【著者インタビュー・後篇】どの会社でも行われる「社員研修」と、大正時代の「教養ブーム」が、もとは同じもの?! 著者インタビューの続きを公開

(前回から続く) ――ビジネス書とオンラインサロンについて、ちょっと細かいかもしれませんが質問させてください。ビジネス書には、時間の管理や、効率性の追求、メンタルを強くするための方法など、働く人のヒントになるものがたくさんあります。でもこれは令和や平成の働き方で重視されるものであって、昭和、ましてや明治や大正の時代にそういうものはなかったのではありませんか? モーレツとか、根性とか、飲ミニケーションとか、そういう文化は、修養と関係あるのでしょうか。  関係しています。効率の

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美しく、桁外れに奇妙な昆虫たち――。急速に減少するこの小さな生き物を守る行動指針を示す、『サイレント・アース――昆虫たちの「沈黙の春」』発売!

 いま、昆虫が危機に瀕しています。集約農業や森林伐採による生息域の減少、急速な気候変動……。昆虫は他の生物の栄養源であり、枯葉や死骸・糞の分解、土壌の維持、人間にとって有用な作物の受粉など、あらゆる生命を支えている存在にもかかわらず、その減少に大きな関心が払われているとはいえない状況にあります。  マルハナバチの研究を専門とするデイヴ・グールソンは、昆虫の数が近年急速に減少しつつあることを明らかにし、人類と地球の未来を守るための具体的な行動指針を示すために本書『サイレント・ア

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【著者インタビュー】日本の資本主義を支えてきた、人々の「ある欲求」とは? 気鋭による書き下ろしの力作が刊行されます

――なぜこのような本を書こうと思われたのでしょうか?  会社がなぜ、人としての成長や自己向上を社員に求めるのか不思議に思ったことが、きっかけです。私は大学を卒業後、ある生命保険会社に就職したのですが、新入社員研修でいきなり、デール・カーネギーの『人を動かす』(1936年刊)をプレゼントされました。「人に好かれる6原則」とか、「人を変える9原則」など、成功するための“名言”がまとめられた、有名な“成功哲学”本です。  社員研修では、仕事に必要な専門知識を学ぶだけでなく、「働

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「置いてみたら売れた」。今どきそんな本が?! ……あるんです、本当に。--NHKブックス「名著復刊」20タイトル

 「置いてみたら売れた」と、広告でよく見かけるような見出しになってしまいました。でも本当のことです。NHKブックスという「シリーズ」の本、それも数年前までに出た20タイトルです。「まだまだ読者がいるはず」と思われた本を20冊選んで、この6月に一斉に復刊(増刷)ました。そのリストを全国に配って、いくつかの書店で置いてもらうと……売れたそうなのです。  とある大都市の、しかし中心部ではなく住宅街ちかくにある書店から「NHKブックスをこれまで置いたことがなかったが、置いてみたら売

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ずっと続く満ち足りた生活のために――今だから知っておきたい!「ウェルビーイング」にきく『WHOLE BRAIN 心が軽くなる「脳」の動かし方』

 新型コロナウイルスの影響もあり、思考のパラダイムシフトやワークライフバランスの見直しがより重要視されるなか、大きな注目を浴びているのが「ウェルビーイング」という考え方です。「一時的な幸せ(happiness)」と異なり、「ウェルビーイング(well-being)」では満たされた状態が続きます。心身の健康だけでなく、幸せを感じたり社会的に良い状態を維持していたりするなどすべてが満たされている状態がウェルビーイングといえるでしょう。  脳卒中から回復するまでの体験を綴り、世界中

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脳全体(ホール・ブレイン)を活かして思考のクセを変える――『WHOLE BRAIN 心が軽くなる「脳」の動かし方』

あなたの「脳」には〈4つの人格〉がある!?  ベストセラー『奇跡の脳~脳科学者の脳が壊れたとき』(竹内薫訳、新潮社)の著者、ジル・ボルト・テイラー博士の最新刊『WHOLE BRAIN 心が軽くなる「脳」の動かし方』が発売されました。脳卒中を克服した脳科学者が気づいたのは、「脳」と「自分」の関係を見つめなおして、心穏やかな人生を送る方法でした。  本書を訳しながら、次第に心が楽になっていったという、翻訳者の竹内薫さんのあとがきを抜粋してご紹介します(*見出しは編集部)。 ――

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庭やベランダからストップ気候変動! 話題の新刊『土を育てる』で土いじりがもっと楽しくなる

 日本では一般的に、庭や畑などの土は耕したり、肥料をやったりしなければならないと思われていますが、本当にそうでしょうか? もしかしたら、何もしない方が土や植物にとってはいいのかも……。  そんな驚きの考え方が詰まっているのが『土を育てる――自然をよみがえらせる土壌革命』(好評発売中)。本国アメリカのアマゾンでは今1,000以上の5つ星レビューがついている話題の翻訳書です。  自宅や畑で、植物を愛でたり、野菜の収穫を楽しんだりしながら、さらに温暖化対策もできる――その手法とはど

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女性が“自分のからだを取り戻していく”ために――『からだと性の教科書』から学べること

高橋幸子さん(産婦人科医)×福田和子さん(「#なんでないの プロジェクト」代表)特別対談 日本の性教育は海外に比べて後れをとっていると言われて久しいが、そんな中で最近、学校では教えてくれない“からだや性”のことについて学べる書籍が多数刊行されている。性の先進国ノルウェー発の書籍『世界中の女子が読んだ! からだと性の教科書』もその1冊で、増刷を重ねている。本書の医療監修を務め、性教育の啓蒙にも力を入れている高橋幸子さんと、日本の避妊の選択肢を増やす活動を続けるアクティビストの福

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