小説・エッセイ

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「鈴川絢子のママYouTuberの子育てノート」第6回 おもちゃとの付き合い方

 6歳と2歳の兄弟との日々や、家族との生活などを動画で配信する、人気YouTuberの鈴川絢子さん。大好きな鉄道の魅力や子どもたちとの過ごし方などを伝えています。その等身大の様子は、とくに鉄道好きの子どもがいるお母さんたちに支持され、鈴川さんの飾らない言葉と姿に「ホッとする」「マネしたくなる」という声も聞こえてきます。  当連載では、動画では伝えきれない子育ての工夫や想いなどを、家族とのエピソードとともに鈴川さんがつづります。   連載第6回となる今回のテーマは「おもちゃとの

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日比谷で働く書店員のリアルな日常、日比谷の情景、そして、本の話――エッセイ「日比谷で本を売っている。」第10回 〔踊り子と家族〕新井見枝香

※連載第1回から読む方はこちらです。  炊きたてのつやつや新米に、こんがり肉厚な鯖の塩焼き、刻み葱を乗せた具だくさんの豚汁と、箸休めの塩もみキャベツ、ご飯のお供は細かく刻んだ京都の柴漬け…。友人からLINEで送られてきた写真に、猛烈な食欲が湧いた。スマホを見ながら菓子パンで朝食を済ませた私とは大違いだ。悔し紛れに《うちも新米だよ》と返したら、「うち」という言い方を笑われた。  踊り子の仕事で、福井県の芦原温泉に来ている。毎晩ステージに立ちながら、劇場の楽屋に寝泊まりしている

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「山ヲ歩キ、湯ニ到ル――#03松川温泉発、神の絨毯経由、松川温泉行き」大内征

登山と温泉はセットである――。 低山里山に歴史文化や神話民話を追い求め、日本各地を旅する低山トラベラー・大内征が綴る、山のこと、湯のこと、旅のこと。 第三回は、本州でもっとも早い紅葉で知られる三ツ石山。美しい色彩と抜群の展望が待つ伸びやかな稜線を、秘湯松川温泉スタート&ゴールの反時計回りで歩きます。下山後のご褒美は、あの白濁した湯につかりながら、硫黄の匂いに包まれる至福のひととき。このコース、本当に最高なんだよなあ……。 ※連載第1回から読む方はこちら。  9月になると、頻

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人を「無差別」に殺してはいけない――日常に潜む狂気を描いたサイコサスペンス小説「ここからは出られません」藤野可織

 どこにでもいるような平均的で平凡な女性、鳩里鳩子。そんな彼女にとって唯一健全ならざる習慣は「ときどき殺しをする」ことだった。その手口は欲望のままに行う無差別殺人に見えるが、彼女は堅固たる自分のルールに則って人を殺し続けていた。  そんなある日、彼女の身体に異変が起こり――。  ※当記事は連載第2回です。第1回から読む方はこちら。  夕方に起こった殺人事件で、夜のニュースはもちきりだ。私はソファーで憤慨している。夫は背後の食卓でパソコンを開いている。食洗機のモーターのうなり

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