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朝ドラ、大河ドラマ、韓国ドラマなど、NHKドラマの出演者インタビューや、関連出版物の情報をお届けします。
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#麒麟がくる

主演・長谷川博己(明智光秀 役)×坂東玉三郎(正親町天皇 役)対談――麒麟を求める心が、美しいふたりをつなぐ。(大河ドラマ「麒麟がくる」 完結編)

 大河ドラマ「麒麟がくる」はいよいよ終盤。新たな人物も登場し、各々が考える治世に向かい動き始めます。なかでも、長谷川博己さん扮する明智光秀は、織田信長を介して時の帝・正親町天皇を意識するように――。天皇を演じるのは、テレビドラマ初出演の坂東玉三郎さん。数少ない天皇関連の史料からつくりあげていったという、玉三郎さんの役づくりへのこだわりは、長谷川さんも「すごく影響を受けました」と言うほど。  長谷川さんと坂東さんの演技に対する考えや、お二人の意外な関係まで、『NHK大河ドラマ・

「本能寺の変」に向けていま改めて伝えたいこと――「麒麟がくる」主演・長谷川博己(明智光秀 役)インタビュー

 大河ドラマ「麒麟がくる」は、いよいよクライマックスに向けてラストスパート。これまで、受け身の行動が多かった明智光秀は、ドラマ後半で主体的に行動するようになり、少しずつ「本能寺の変」への布石が打たれていきます。  11月10日に発売された『NHK大河ドラマ・ガイド 麒麟がくる 完結編』では、約1年以上にわたり明智光秀を演じてきた主演の長谷川博己さんが、視聴者、読者に向けていま改めて伝えたいことを語ってくれました。当記事では、余すところなくその全文をお伝えします! 戦国の乱世

大河ドラマ「麒麟がくる」放送再開目前! いま改めて復習したいファンは必読、主演・長谷川博己インタビュー全文紹介

 待ちに待ったNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の放送が、2020年8月30日(日)より再開! 新たなキャラクターも続々登場する中、明智光秀の麒麟探しが再び始まります。 混沌とした世の中に、“麒麟”を連れてくるのは一体誰なのか……。  当記事では、『NHK大河ドラマ・ガイド 麒麟がくる 後編』より、主演を務める長谷川博己さんへのインタビューを全文お届けします。長谷川さんが思い描く光秀像とは、どのようなものなのでしょうか――。 求められているのは沈黙の芝居、そして「見る」光秀 以

大河ドラマ「麒麟がくる」 長谷川博己(主演・明智光秀 役)インタビュー

人や物事に感化され 成長する姿を見てほしい 明智光秀の前半生は史料に乏しいそうですが、ドラマはそこから描かれます。  若き光秀は、美濃で頻発する戦乱に悩み、他国の事情をもっと知りたいと、主君・斎藤道三に願い出て各地を旅します。僕は光秀に対して〝智将〟というイメージを持っていたので、旅する光秀がとても腑に落ちるんです。真に知性のある人というのは、書物の知識だけでなく、実際に見聞きして多くの情報を得ている人だと思うからです。写真などない戦国時代ならなおのこと。あちこち見て歩き、い