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【書評】絶望的な事実を通して見る希望の未来――『地球に住めなくなる日』

 絶賛発売中、気候変動によるリアルな未来図を描いた警告の書『地球に住めなくなる日 「気候崩壊」の避けられない真実』(デイビッド・ウォレス・ウェルズ、藤井留美訳)。
 発売から2か月たったいまでも、人類は新型コロナウイルスという未曽有の危機と闘っています。本書のなかで著者は、「温暖化で病原体も変わる。感染症はグローバル化し、未知のウイルスとの闘いも待っているだろう」と述べています。ウイルス以外でも、熱波、飢餓、大気汚染、経済崩壊など、気候変動は連鎖的な影響をもたらしますが、その具体的で衝撃的な事実も数多く取りあげられています。
 本書は発売以来大きな反響を呼び、多くのメディアで紹介されました。ここでは、そのなかから紹介記事やコメントの一部をご紹介します。
 *リンクの一部は有料記事となります。

2050年頃、地球温暖化は相当に進み、世界人口の減少も始まる。
この二つによるダメージは新型コロナウイルスどころではない。
本書を読むと、戦慄が走る。
――仲野 徹氏(生命科学者)

冷静に環境学者やデータを集めた本。このまま温暖化が進むと、感染症もグローバル化するという。重要な視点だ。
――湯川れい子氏(音楽評論家・作詞家)

現状の気候変動の原因となった〝この30年のツケ〞ならなんとかなる。本書は、絶望の本ではなく希望の本として読める。
――永江 朗氏(フリーライター)
NHK「ラジオ深夜便」(2020/4/19放送)

環境問題否定派への鋭い反論だ。
――日刊ゲンダイ(2020/4/28「本で読み解くNEWSの真相:環境破壊」)

『地球に住めなくなる日』まであと?年、絶望するより行動を!「気候崩壊」の避けられない真実
――HONZ(2020/4/27)

新刊レビュー:人間にとっての敵はウイルスだけではない。
――スポーツ報知(2020/4/25)

ウイルス禍が終息しても、地球の危機が去るわけではない
――週刊読書人(2020/4/24)

「温暖化」などというレベルはとうに超えて
――週刊エコノミスト(2020/4/7「話題の本」)

気候変動はさまざまに影響をあたえ、壊滅的な危機をもたらす。ジャーナリストの著者がフラットな視点であぶりだす「戦慄の未来」を回避できるのか、事実をもとにして考えたい。
――夕刊フジ(2020/4/7)

今世界に何が起きているのか? 平均気温が4℃上昇した「戦慄の未来」を私たちは知るべきだ!
――ダ・ヴィンチ ニュース(2020/3/20)

「温暖化が冗談じゃなく地球を痛めつける根拠」
――東洋経済オンライン〈連載〉(2020/3/73/153/22

いまこそ気候崩壊の避けられない真実を語ろう
――WIRED(2020/3/7)

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