長編伝奇小説 「太陽の末裔」第1回 恩田 陸
マヤ暦で世界が終わるとされていた2012年12月21日、東京で変死体が見つかる。その出来事は、南米の古代巨石文明に秘められた謎の技術に繋がる序章にすぎなかった。世界は本当に終わっていなかったのか? 恩田陸が6年の構想を経て描く、長編伝奇小説。
太陽の末裔 第1回
プロフィール
恩田陸(おんだ・りく)
1964年、宮城県生まれ。91年、第3回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。2005年、『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞と第2回本屋大賞を受賞。06年、『ユージニア』で第59回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門を受賞、07年、『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞を受賞、17年、『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞および第14回本屋大賞をダブル受賞。最新作『歩道橋シネマ』ほか著書多数。