連載

112

「愛と性と存在のはなし」第6回 〔愛と欲望の痛みと傷〕 赤坂真理

※連載第1回から読む方はこちら すべてが性愛になる  前回、フレディ・マーキュリーとクイーンを描いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』のことを書いた。  対比で思い出すのは、フランスの女性作家マルグリット・デュラスの少女期の自伝的小説『愛人 ラマン』だ。  いや、対比というよりは連想。 …

エッセイ「空想居酒屋」第11回 〔鰻〕 島田雅彦

 私の幼少期の偏食については『君が異端だった頃』という私小説にありのままを書いた。当時と較べると、私の食事のバリエーションは爆発的に多様になり、苦手なものはほとんどなくなった。それでも友人の娘があらゆるおかずを拒絶し、白いご飯しか食べないのを見て、かつての自分を思い出し、ほくそ笑…

エッセイ「日比谷で本を売っている。」第2回 〔スポーツクラブと百獣の王〕 新井見枝…

日比谷で働く書店員のリアルな日常、日比谷の情景、そして、本の話。  職場のある商業施設「日比谷シャンテ」は、地下2階で地下鉄の日比谷駅に直結している。最高だ。雨の日も風の日も、特に冬は、生命を脅かすほどの寒さから私を守ってくれて、本当にありがとう。今後も、仕事選びの条件として【職…