90年代で足踏みしている日本人へ! マルクス・ガブリエルが語る日本社会
「新実在論」を掲げ世界を飛び回ってきた天才哲学者マルクス・ガブリエル。そんな彼が日本社会を語り尽くした新書『マルクス・ガブリエル 日本社会への問い 欲望の時代を哲学するⅢ』が刊行されました。
気候変動も絡んだネステッド・クライシス(=複合的な危機)の時代、「これまでの改良で十分だ」という〝保守主義〞では自分も他人も救われない。
ではどうするのか?——文明が転換する兆候と時間感覚の変化を指摘し、近代化で失われた〝存在〞を回復する方法、さらに日本的特質を生かした「倫理資本主義」へ