斎藤幸平、マルクス・ガブリエルを語る!
「西洋の知識人」としてのガブリエル 天才哲学者マルクス・ガブリエルのシリーズ本。今回のテーマは、タイトルにもあるように、「日本社会への問い」だ。ガブリエルが日本滞在の印象を通じて、私たちの暮らす社会の問題を分析していく。
正直、本書の問題設定の仕方に私はそれほど同意しない。ガブリエルが天才的な哲学者であることは間違いないが、彼は日本社会の専門家ではない。ガブリエルは日本に少なくとも5、6回は来ているが、あくまでも彼の知っている日本は、私や他の研究者、NHKのクルーが案内し