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NHK出版新書

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ビジネス、哲学、時事、環境、教育、宗教、美術、科学……多彩なジャンルを深くわかりやすく伝えるNHK出版新書の関連記事をラインナップ。
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2020年8月の記事一覧

SFファンが選ぶ、第51回星雲賞ノンフィクション部門受賞! “戦後最大の知識人”小松左京に迫った、宮崎哲弥『NHK100分de名著 小松左京スペシャル 「神」なき時代の神話』

 2019年に発表された作品を対象とする、第51回星雲賞の受賞作品が8月22日に発表されました。星雲賞は、日本SF大会に参加する全国のSFファンの投票により決定する賞で、1970年より始まり、日本のSF及び周辺ジャンルのアワードとしては最も長い歴史を誇ります。  今回、宮崎哲弥さんが『NHK100分de名著 小松左京スペシャル 「神」なき時代の神話』で星雲賞ノンフィクション部門を受賞しました。これを記念して、宮崎さんの受賞コメントを掲載します。  あわせて、受賞テキストに大幅

「NHK出版新書を探せ!」第4回 コロナ危機とかけてGDPととく。その心は?――瀧澤弘和さん(経済学者)の場合

 突然ですが、新書と言えばどのレーベルが真っ先に思い浮かびますか? 老舗の新書レーベルにはまだ敵わなくても、もっとうちの新書を知ってほしい! というわけで、この連載では今を時めく気鋭の研究者の研究室に伺って、その本棚にある(かもしれない)当社新書の感想とともに、先生たちの研究テーマや現在考えていることなどをじっくりと伺います。コーディネーターは当社新書『試験に出る哲学』の著者・斎藤哲也さんです。  ※第1回から読む方はこちらです。 <今回はこの人!> 瀧澤弘和(たきざわ・ひ

なぜドイツは死亡率を低く抑えられたのか――感染症が白日の下にさらしたその国家のすがたとは?〔後編〕

 2020年2月19日、イタリアで何が起きたのか? 欧州最初の集団感染が起こったドイツは、なぜ感染拡大を抑え込むことができたのか? 欧州ロックダウンを体験した在独30年のジャーナリストが、欧州各国の危機対応力を徹底分析。新型コロナウイルスの「第2波」が懸念される今、日本が選ぶべき「国のかたち」を提言します。  当記事は、8月11日刊行のNHK出版新書『パンデミックが露わにした「国のかたち」~欧州コロナ150日間の攻防』よりその一部を抜粋し、前後編にわたってお届けするものです。

イタリア 感染爆発の酸鼻――感染症が白日の下にさらしたその国家のすがたとは?〔前編〕

 2020年2月19日、イタリアで何が起きたのか? 欧州最初の集団感染が起こったドイツは、なぜ感染拡大を抑え込むことができたのか? 欧州ロックダウンを体験した在独30年のジャーナリストが、欧州各国の危機対応力を徹底分析。新型コロナウイルスの「第2波」が懸念される今、日本が選ぶべき「国のかたち」を提言します。  当記事は、8月11日刊行のNHK出版新書『パンデミックが露わにした「国のかたち」~欧州コロナ150日間の攻防』よりその一部を抜粋し、前後編にわたってお届けするものです。