NHK出版新書

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最新著書『親の脳を癒やせば子どもの脳は変わる』刊行に寄せて――友田明美

最新著書『親の脳を癒やせば子どもの脳は変わる』刊行に寄せて――友田明美

発売後反響を呼び、12万部を突破したNHK出版新書『子どもの脳を傷つける親たち』の著者・友田明美先生による待望の最新作『親の脳を癒やせば子どもの脳は変わる』が2019年11月11日に発売予定です。脳研究に携わる小児精神科医の立場から、脳とこころを傷つけずに子どもと向き合う方法を最新の科学的知見に基づいて解説する本書。その一部を抜粋してご紹介します。 誰も救えなかった命  お父さんにぼう力を受けています。  夜中に起こされたり、起きているときにけられたり  たたかれたりされ

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いちばん旨いマグロとは何か?〔後編〕 「なぜ「大間の一本釣り」は旨いのか」――中原一歩

いちばん旨いマグロとは何か?〔後編〕 「なぜ「大間の一本釣り」は旨いのか」――中原一歩

和食にとって特別な意味を持つ魚、マグロ――。晩秋から冬にかけて「旬」を迎えます。マグロ取材歴10年を超える気鋭のノンフィクション作家が「いちばん旨いマグロ」とは何かを追究します。 ※本記事は、2019年12月に刊行されたNHK出版新書、中原一歩『マグロの最高峰』の内容から一部を抜粋したものです。 「大間」とはどこか 「ここ本州最北端の地」  大間町の突端は大間崎と呼ばれ、そこに立つ羊羹型の石碑にはこう記されている。北緯41度32分、東経140度54分。ここから津軽海峡を隔

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いちばん旨いマグロとは何か?〔前編〕――中原一歩

いちばん旨いマグロとは何か?〔前編〕――中原一歩

和食にとって特別な意味を持つ魚、マグロ――。晩秋から冬にかけて「旬」を迎えます。マグロ取材歴10年を超える気鋭のノンフィクション作家が「いちばん旨いマグロ」とは何かを追究します。 ※本記事は、2019年12月に刊行されたNHK出版新書、中原一歩『マグロの最高峰』の内容から一部を抜粋したものです。  本当に旨いマグロは人生観さえ変えてしまう――。  そんな迷信めいた話を耳にしたのは、ずいぶん昔のことだった。言葉の主は、東京・銀座に店を構えていた、その世界ではつとに名の知れた鮨

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哲学者、日本語の謎に挑む
日本語と論理

哲学者、日本語の謎に挑む 日本語と論理

飯田 隆(慶應義塾大学名誉教授) しばしば日本語は論理的な言語ではないと言われるが、果たして本当か。長きにわたり、言語と論理にかかわる問題と向き合ってきた哲学者が、「徹底的」に考えてみた。 *本記事は、NHK出版新書、飯田隆『日本語と論理 哲学者、その謎に挑む』より一部を抜粋したものです。 「三人のこども」は、何人のこどもを指すのか  次のような文があるとする。  (1) 三人のこどもが笑った。  この文が正しく実際の事態を報告しているとみなされるときとは、どんなと

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NY在住の社会学者が考える、現代日本の閉塞感を突破するためのキーワードとは?

NY在住の社会学者が考える、現代日本の閉塞感を突破するためのキーワードとは?

池上英子(ニュー・スクール大学大学院教授) 「見え方・感じ方のマイノリティ」である自閉症当事者たちには、驚きの世界観としなやかな知性が備わっている――。新著『自閉症という知性』(小社刊)において、ニューロ・ダイバーシティ(神経構造の多様性)の視点から私たちの世界を捉えなおした著者による特別寄稿。  ニューヨークの大学で教えるようになってから、もう20年ほどになります。  こちらの地下鉄は、日本的な基準からするとかなり汚くて狭い。しかし、そんな地下鉄がニューヨークの象徴とも

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出向、早期退職、役職定年……
55歳の危機を突破して、後半生を幸せに生きるコツ――齋藤 孝

出向、早期退職、役職定年…… 55歳の危機を突破して、後半生を幸せに生きるコツ――齋藤 孝

人生最大の転機が訪れるのが55歳。“仕事第一”の生活をまだまだ続けるか? それともギアチェンジして、新しい生き方に挑戦するか? 齋藤孝氏が教える、これからを幸せに生きるためにいちばん大切なこと。  55歳頃になると、社会における立ち位置について、変化が現れてきます。 その最大のものが、「暇になる」ということです。  「それどころか、近頃ますます忙しいよ。暇があったらどれだけいいことか」  「まだまだ働き盛りなのに、寂しいことを言わないでほしい」 そう反論される方も多いでしょ

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対談 鈴木 晶×岸見一郎
フロムの「愛」と
アドラーの「勇気」に学ぶ

対談 鈴木 晶×岸見一郎 フロムの「愛」と アドラーの「勇気」に学ぶ

2019年3月24日、梅田 蔦屋書店にて、1月にNHK出版新書『フロムに学ぶ 「愛する」ための心理学』を刊行した著者・鈴木晶氏と、ベストセラー『嫌われる勇気』でおなじみの哲学者・岸見一郎氏によるトークイベントが開催されました。ここでは、心理学者のフロムとアドラーの話を中心に、大いに盛り上がったイベントの様子をお届けします。 進行・三砂慶明(梅田 蔦屋書店 人文コンシェルジュ) 写真提供・梅田 蔦屋書店 エーリッヒ・フロムについて ――鈴木先生、岸見先生、本日はご来店いた

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