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連続テレビ小説「エール」主演・窪田正孝さんが語る主人公・裕一のこと

 現在放送中の連続テレビ小説「エール」は、「六甲おろし」をはじめとするスポーツの応援歌や、ラジオドラマ「君の名は」「鐘の鳴る丘」など数々のヒット歌謡曲の生みの親として知られる作曲家・古関裕而(こせきゆうじ)氏と、その妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏をモデルに、夫婦の物語を描きます。
 当記事では、好評発売中の『NHKドラマ・ガイド 連続テレビ小説 エール Part1』より、主人公・古山裕一を演じる窪田正孝さんのインタビューを特別掲載いたします。

 裕一は、子どもの頃から気が弱くて不器用な人間です。裕一を見ていると、「せっかく1歩進んだのに、なんでまた5歩くらい下がっちゃうんだ!?」と感じることが多いのですが、そこが裕一の愛らしさや人間らしさだと思っています。この先に何が起きても、常に僕自身が裕一のいちばんの味方でありたいです。
 裕一が音楽の道をいったん諦めて、銀行に勤めることを決めたときには、落ち込んで生気を失っている彼を川俣銀行の先輩たちが元気づけてくれます。そこで裕一は周りの人に支えられながら、ちょっとずつ細胞がよみがえるように自分を取り戻して、音楽への情熱も再び持てるようになる。自分の弱さを隠さない裕一だからこそ、周りは応援したくなるんだと思います。古山家ではわりと真面目なシーンが多い一方で、川俣ではコミカルなシーンが多いので、それも見ている方には楽しみにしていただきたいです。
 演じていて心がけているのは、感情の起伏の幅をどれだけ広げられるかということ。変な顔で写っていてもいい。ハーモニカを吹くシーンでは音を外してもいい。とにかくそのときの裕一の思いを目いっぱい表現してきました。そうしたら、机の前で五線譜に向かって作曲に悩んでいる、動きが少なくて一見地味なシーンが、心の中ではすごく苦しく感じられたんです。きっとこれを積み重ねていくことで、裕一の成長を見せられると思います。
 さらに裕一の成長にとって欠かせないのが、音さんの存在です。裕一とは対照的に、自分の言いたいことをはっきり言って、人生を切りひらいていく音の姿もまた、このドラマのポジティブな面を象徴していると思うんです。裕一と音は、人間としても、夫婦としても、音楽家としても、これから想像を超えたところへ向かっていきます。人には無限の可能性があるということを、ドラマを通じてふたりで伝えていけたら何より幸せです。

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プロフィール

窪田正孝(くぼた・まさたか)
1988年生まれ、神奈川県出身。主な出演作に、映画「東京喰種 トーキョーグール」シリーズ、「初恋」、ドラマ「デスノート」「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」など。NHKでは、連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」「花子とアン」、大河ドラマ「平清盛」などに出演。

※「エール」ドラマ・ガイド編集部Twitterはこちら

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