小説・エッセイ

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日比谷の書店員のリアルな日常、街の情景、本の話――〔千穐楽と送別会〕 新井見枝香

日比谷の書店員のリアルな日常、街の情景、本の話――〔千穐楽と送別会〕 新井見枝香

※当記事はエッセイ連載「日比谷で本を売っている。」の第21回です。第1回から読む方はこちらです。  久しぶりに神保町へやって来た。有楽町で書店員になって、いつかは働いてみたいと憧れた本の街である。今の書店に転職を決める時、私は三省堂書店の神保町本店で働いていたのだ。辞表を出す前に、何度も自分に確認したことがある。 「それって今の職場から逃げ出す口実ではないよね?」  長年、同じ会社に勤めていると、何人もの退職を見届ける。理由は様々だったが、本当のところは本人にしかわからない

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『クジラアタマの王様』ファン代表・上白石萌音さんが聞く「教えて!伊坂幸太郎さんのあんなこと、こんなこと」

『クジラアタマの王様』ファン代表・上白石萌音さんが聞く「教えて!伊坂幸太郎さんのあんなこと、こんなこと」

大の“伊坂ファン”として知られる女優の上白石萌音さんが、伊坂幸太郎さんにぶっちゃけ質問! 伊坂さんの作品づくりに関することからプライベートまで、ファンだからこそ聞きたかった疑問の数々に一問一答形式で伊坂さんが答えます。 上白石: 怒涛の伏線回収が毎回楽しみです。どの程度展開を考えてから書き始めますか? 伊坂: あまり先の先までは考えず、全体の一割くらいを思い描いたら、書きはじめちゃうことが多いです。そこまで書いたら次の展開を考える形で、七割くらい書いたところでラストシーンが

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