小説・エッセイ

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どんなに身近な家族でも本人を代弁することはできない――マイナーノートで ♯07〔認知症当事者のもたらしたパラダイム・シフト〕上野千鶴子

どんなに身近な家族でも本人を代弁することはできない――マイナーノートで ♯07〔認知症当事者のもたらしたパラダイム・シフト〕上野千鶴子

各方面で活躍する社会学者の上野千鶴子さんが、「考えたこと」だけでなく、「感じたこと」も綴る連載随筆。精緻な言葉選びと襞のある心象が織りなす文章は、あなたの内面を静かに波立たせます。 ※#01から読む方はこちらです。 認知症当事者のもたらしたパラダイム・シフト  若年性認知症を39歳で発症して8年、認知症当事者として『丹野智文 笑顔で生きる』(文藝春秋)などの情報発信を続けている丹野智文さんが、新刊を出した。その発刊を記念して、認知症当事者勉強会(なんともう22回も実施してい

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介護される者の哀しみ――「マイナーノートで #04〔憤怒の記憶〕」上野千鶴子

介護される者の哀しみ――「マイナーノートで #04〔憤怒の記憶〕」上野千鶴子

各方面で活躍する社会学者の上野千鶴子さんが、「考えたこと」だけでなく、「感じたこと」も綴る連載随筆。精緻な言葉選びと襞のある心象が織りなす文章は、あなたの内面を静かに波立たせます。 ※#01から読む方はこちらです。 憤怒の記憶  辺見庸さんは、ずっと気になる書き手だった。生活クラブ生協連合会に辺見さんのファンがいるらしく、同会の機関誌『生活と自治』というマンスリー・レポートに、長期にわたって「新・反時代のパンセ――不服従の理由」と題する連載がある。毎号届くたびに、どきどきし

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