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累計50万部突破「宮城県警シリーズ」最新作 宮城県を舞台に起こる殺人事件に迫りながら、事件の関係者を通してその地に根差す人々の人間模様を描いた社会派ヒューマンミステリー「宮城県警シリーズ」。これまで当シリーズでは、ひたむきに現実に向き合う人々の生き様を描き、その切なさや感動が多くの読者の涙を誘ってきました。 生活保護制度を題材に、佐藤健さん主演で映画化された第一作『護られなかった者たちへ』、震災からの復興とその闇ビジネスを描いた第二作『境界線』、そして、最新作かつ完結編の
※当記事は1話読み切りのエッセイ連載の第25回です。どの回からもお読みいただけますが、第1回から読む方はこちらです。日比谷から渋谷の書店に移った新井見枝香さん、連載もリニューアル再開です。 渋谷の書店で働くようになって、まず最初にぶち当たる困難が昼飯だとは思わなかった。限りある休憩時間に公園通りを行ったり来たりするも、食指が全く動かない。どこにでもあるチェーン店は悔しいし、キラキラした目新しい店は、制服の上にパーカーを羽織っただけの私には、敷居が高かった。私が食べたいのは
初めまして。書籍『みやぎから、』の編集とライティングを担当しました藤本智士と申します。 健くんと神木くんに誰に会ってもらうとよいかなあという、旅のコーディネートをはじめ、今回の書籍のさまざまを担当させていただきました。刻一刻と状況が変化するコロナ禍では、取材予定が二転三転するなど、無事に出版できるだろうかと不安に思うことも多かったので、いまこうしてたくさんの方のお手元に本を届けることができて本当に嬉しく思っています。関わってくださったみなさん、そして読者のみなさん、ありがと
佐藤健と神⽊隆之介が宮城県内各地を訪ね歩く 宮城県内各地の新旧さまざまな魅⼒に触れながら、その⼟地に根差す⼈々との数々の出会いや対話を通して、伝統芸能や⾵習の継承、産業や⽂化の創造、そして震災の記憶の伝承など、これからの私たちの暮らしのあり⽅を佐藤健さんと神⽊隆之介さんが真摯に向き合い模索している本書。旅の道中で⼆⼈が⾒せた、ありのままの表情をとらえた貴重な写真が満載なビジュアル対話集となっています。 フェリーで松島の島々を眺めながら塩竈へ 「仙台七⼣まつり」に⽋かせな
ミステリーにとどまらず、社会問題に鋭く切り込みながらそれに翻弄される人々の人間模様を色濃く描いたストーリーが人気の「宮城県警シリーズ」。『護られなかった者たちへ』『境界線』に続く本作は、笘篠&蓮田刑事の名コンビ第3弾。直面する難事件に、笘篠はどのように挑み、蓮田は何を選択するのか―― 一 解体と復興1 八月十五日、宮城県本吉郡南三陸町歌津吉野沢。 渡辺憲一(わたなべけんいち)は作業の手をいったん止め、高台から伊里前湾を眺めた。海はここから一キロ以上離れており、波の具合
ついに笘篠刑事に身柄を確保された鵠沼駿。確保の直前、鵠沼は旧友・五代良則と思い出の場所で再会を果たし、二人にとって空白の時間を埋めていた。震災によって引かれた線が、鵠沼と五代のその後の人生を大きく変えていたのだった。警察に連行された鵠沼は、笘篠に何を語るのか――。 ※本記事は連載最終回(第12回)です。 最初から読む 境界線 最終回(第12回)連載第11回へ戻る 関連コンテンツ プロフィール 中山七里(なかやま・しちり) 1961年生まれ、岐阜県出身。2009年、
鵠沼駿と五代良則それぞれの関係者への事情聴取を行ったが、ふたりの決定的な接点も有力な犯行の手がかりも、笘篠刑事は見つけることができなかった。それどころか、話を訊けば訊くほど鵠沼が犯行に及ぶ人間像からは遠く感じられるほどであった。しかし、鑑識を進めていた両角より、鵠沼がキズナ会の事務所に残していたジャケットから検出された土が、真希竜弥が殺害された現場の土の成分と一致したとの報告を受け、事態は一変する。 ※本記事は連載第11回です。 最初から読む 境界線 第11回連載第1