連載

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他人という謎へ向かうのが社会学者――「マイナーノートで #02〔自己への関心・他者への関心〕」上野千鶴子

他人という謎へ向かうのが社会学者――「マイナーノートで #02〔自己への関心・他者への関心〕」上野千鶴子

各方面で活躍する社会学者の上野千鶴子さんが、「考えたこと」だけでなく、「感じたこと」も綴る連載随筆。精緻な言葉選びと襞のある心象が織りなす文章は、あなたの内面を静かに波立たせます。 ※#01から読む方はこちらです。 自己への関心・他者への関心 「社会学者は他人に興味を持つ人、アーティストは自分にしか興味を持たない人」というわたしの発言に、写真家の長島有里枝さんからクレームをもらった。  長島有里枝さん、90年代のはじめにセルフヌードとファミリーヌードのポートレートで写真界に

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ひとりでいることが推奨される時代――「マイナーノートで #01〔不要不急〕」上野千鶴子

ひとりでいることが推奨される時代――「マイナーノートで #01〔不要不急〕」上野千鶴子

各方面で活躍する社会学者の上野千鶴子さんが、「考えたこと」だけでなく、「感じたこと」も綴る連載随筆。精緻な言葉選びと襞のある心象が織りなす文章は、あなたの内面を静かに波立たせます。 不要不急 コロナ禍の1年が過ぎた。春夏秋冬4つの季節を経て、また春になった。  この1年が長かったのか、短かったのか……。「あっというまに過ぎた」というひともいる。だが、わたしにとっては、短かったとは思えない。コロナ禍直前の昨年1月にすべりこみセーフで実現した300人規模の大集会、全国一斉休校要

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