※連載第1回から読む方はこちら すべてが性愛になる 前回、フレディ・マーキュリーとクイーンを描いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』のことを書いた。 対比で思い出すのは、フランスの女性作家マルグリット・デュラスの少女期の自伝的小説『愛人 ラマン』だ。 いや、対比というよりは連想。 …
sometimes I wish I’d never been born at all. そう、まったく生まれないほうがよかった。 影も形も。 こんなに孤独なら。 この世界に属せない、疎外感だけなら。 存在するということの、まったき孤独。 孤独だから、誰かを求めるのか。 求めても孤独。 本当の望みなど、知らな…