連載

186
戦争体験の「継承」――マイナーノートで ♯06 〔被傷体験〕上野千鶴子

戦争体験の「継承」――マイナーノートで ♯06 〔被傷体験〕上野千鶴子

各方面で活躍する社会学者の上野千鶴子さんが、「考えたこと」だけでなく、「感じたこと」も綴る連載随筆。精緻な言葉選びと襞のある心象が織りなす文章は、あなたの内面を静かに波立たせます。 ※#01から読む方はこちらです。 被傷体験  今も胸を刺す記憶がある。 「おひとりさま」シリーズの取材のために、高齢おひとりさまをお訪ねしてインタビューをしていた時のことだ。わたしはおひとりさまになってからの暮らしのあれこれについて聞きたかったのだけれど、話は先立たれた夫の看病と介護、そこに至る

スキ
19
子のない女の人生――「マイナーノートで ♯05〔不産ハラスメント〕上野千鶴子」

子のない女の人生――「マイナーノートで ♯05〔不産ハラスメント〕上野千鶴子」

各方面で活躍する社会学者の上野千鶴子さんが、「考えたこと」だけでなく、「感じたこと」も綴る連載随筆。精緻な言葉選びと襞のある心象が織りなす文章は、あなたの内面を静かに波立たせます。 ※#01から読む方はこちらです。 不産ハラスメント 「産後うつ」ということばがあるのだから、「未産うつ」だってあるでしょう、と若い女性が訴えていると聞いた。出産適齢期の女性が子どもを産まないと、「子どもはいつ?」「まだ産まないの?」「妊活ならいいお医者さまを紹介してあげようか?」と周囲がいちいち

スキ
50
介護される者の哀しみ――「マイナーノートで #04〔憤怒の記憶〕」上野千鶴子

介護される者の哀しみ――「マイナーノートで #04〔憤怒の記憶〕」上野千鶴子

各方面で活躍する社会学者の上野千鶴子さんが、「考えたこと」だけでなく、「感じたこと」も綴る連載随筆。精緻な言葉選びと襞のある心象が織りなす文章は、あなたの内面を静かに波立たせます。 ※#01から読む方はこちらです。 憤怒の記憶  辺見庸さんは、ずっと気になる書き手だった。生活クラブ生協連合会に辺見さんのファンがいるらしく、同会の機関誌『生活と自治』というマンスリー・レポートに、長期にわたって「新・反時代のパンセ――不服従の理由」と題する連載がある。毎号届くたびに、どきどきし

スキ
28