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わたしたちのSDGs

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地球温暖化やプラスチック問題など、いま話題のSDGsについて考える指針となる情報や本を幅広くご紹介します。
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#レジ袋有料化

「海洋ごみ」の実態を世界に突きつけた『プラスチックスープの海』。全人類が知るべき情報がここにある!

「1997年の夏のある日、何よりも海を愛する男のヨットが、太平洋のただなかで高気圧の凪につかまって何日も身動きが取れなくなった。そして男は気づいた。彼のヨットが大量の微細なプラスチックが溶け込んだ海に浮かんでいることに。これがのちに“太平洋ごみベルト”で知られるプラスチックごみ渦流の一部だった」 2002年の渦流のサンプル Matt Cramer, Algalita Marine Research Foundation  2011年に刊行され(日本版は2012年刊行)、全

いま話題のプラスチックごみ対策が今日から実践できる!――『プラスチック・フリー生活』【特別インタビュー、書評】

 最近、とくに身近な問題となっているプラスチックごみ対策。その解決の糸口が見つかるガイドブック『プラスチック・フリー生活 今すぐできる小さな革命』(シャンタル・プラモンドン、ジェイ・シンハ、服部雄一郎訳)が2019年の発売以来、さまざまなメディアに取り上げられ、ロングセラーとなっています。さらに2020年7月1日からのレジ袋有料化を機に多くの書店で大きく展開され、新たな反響を呼んでいます。  さまざまなメディアで取り上げられた書評の一部とともに、すでにプラスチックごみ問題解決

生活の中からプラスチックを追い出そう。いざ、実践へ――『プラスチック・フリー生活』より②

 いったいどうしたら生活の中からプラスチックを減らしていけるのでしょうか? まずは自分の生活にどれくらいのプラスチックが入り込んでいるかを知るために「プラスチック度」チェックをやってみましょう。『プラスチック・フリー生活』は、チェック表をはじめ、著者の実体験をもとにしたアイデアやちょっとした工夫に満ちています。そのなかから、今回はレジ袋に代わる「マイバッグ」の選び方をご紹介しましょう。  ※①の記事から読む方はこちらです。 食材の買い出し  10年前、私たちの住むケベック州

7月1日からレジ袋有料化! 今こそ、プラスチックを使わない生活へ―― 『プラスチック・フリー生活』より①

 いよいよレジ袋の有料化が始まりました。わずかな出費だからと今までどおりレジ袋をもらい続ける人、あわててエコバッグを買い求めた人、すでにエコバッグ派だから関係ないという人、さまざまだと思いますが、この機会にプラスチック・フリーな生活を少しずつでも始めてみませんか?  『プラスチック・フリー生活』は、スタートガイドとして多彩なアイディアが満載です。本書より一部を抜粋・編集して全2回にわたってご紹介します。 プラスチック・フリー生活を始めるために  「プラスチック」という言葉を