教養・ノンフィクション

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はやぶさ2、間もなく帰還!——7つの「世界初」を成し遂げた若きリーダーが証言する、3億キロ彼方の星に二度着陸し、破片を持ち帰ることの意味とは?

はやぶさ2、間もなく帰還!——7つの「世界初」を成し遂げた若きリーダーが証言する、3億キロ彼方の星に二度着陸し、破片を持ち帰ることの意味とは?

 こんにちは、津田雄一です。私の初の著書、『はやぶさ2 最強ミッションの真実』が出版されました。  この本は、小惑星探査機はやぶさ2の、構想・開発・打ち上げ、そして小惑星リュウグウでの探査活動、それから地球帰還の手前までの道のりを、プロジェクトマネージャーの視点から描いたドキュメンタリーです。  人間の想像力の限界、その限界を突き破っていく宇宙探査の魅力、そして、人と人が力を合わせるとものすごいことができる、その素晴らしさ。 これらが、私がこの本を通じて伝えたかったことです。

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絵を描いて有罪となった学生――証拠はねつ造され、彼らは刑務所に送られた。『証言 治安維持法』

絵を描いて有罪となった学生――証拠はねつ造され、彼らは刑務所に送られた。『証言 治安維持法』

 2020年10月24日、元美術教師の松本五郎(まつもと・ごろう)さんが亡くなられました。松本さんは、太平洋戦争中、北海道・旭川において、教員や学生ら79人が治安維持法違反を理由に検挙された「生活図画教育事件」の被害者の一人です。事件当時、学生だった松本さんは、美術部での活動が治安維持法違反に問われ、刑務所に送られました。  近年、松本さんは依頼がある限り、講演を引き受け、そのときの体験や抱いた思いを伝えようとしていました。治安維持法は遠い昔の無関係な法律ではなく、その時代を

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日本軍は何故全滅に追い込まれたのか。戦後75年目の夏。悲劇の真実に迫る。

日本軍は何故全滅に追い込まれたのか。戦後75年目の夏。悲劇の真実に迫る。

 太平洋戦争で快進撃を続けてきた日本軍が、一転、敗北の道を突き進んでいく端緒となったガダルカナル島の戦い。「地獄の島」と言われたガダルカナル。いったい何があったのか。『ガダルカナル 悲劇の指揮官』(NHKスペシャル取材班著、2020年7月30日発行)が、「アメリカ海兵隊の戦闘記録」や「日本軍将校の日記」などの新史料を踏まえながら、戦場の全貌と、戦時日本の病理を明らかにします。  ここでは、同書「プロローグ」全文と、同書収載写真の一部を抜粋してご紹介します。 南太平洋の島

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敗戦直後の「地獄」は、物資の隠匿に狂奔したエリートの不正によってもたらされた〔後編〕 貴志謙介『戦後ゼロ年 東京ブラックホール』より

敗戦直後の「地獄」は、物資の隠匿に狂奔したエリートの不正によってもたらされた〔後編〕 貴志謙介『戦後ゼロ年 東京ブラックホール』より

 五輪イヤーの実相に迫るノンフィクション『1964 東京ブラックホール』の刊行を記念し、前編に引き続いて、著者・貴志謙介氏の前著『戦後ゼロ年 東京ブラックホール』の第三章「隠匿に狂奔するエリート」を公開します。  焼野原となった東京では、敗戦の年の国家予算に相当するほどの物資が隠匿され、結果、庶民の生活はひっ迫しました。ヤミ物資の存在を聞きつけ、市民たちは元陸軍倉庫や外務省に押しかけます。彼らを待っていたのは、ごまかそうとするも馬脚を現す旧軍人、禁制品の酒瓶はじめ大量の‟証拠

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敗戦直後の「地獄」は、物資の隠匿に狂奔したエリートの不正によってもたらされた〔前編〕 貴志謙介『戦後ゼロ年 東京ブラックホール』より

敗戦直後の「地獄」は、物資の隠匿に狂奔したエリートの不正によってもたらされた〔前編〕 貴志謙介『戦後ゼロ年 東京ブラックホール』より

 五輪イヤーの「闇」を描くノンフィクション『1964 東京ブラックホール』の刊行を記念して、著者・貴志謙介氏の前著『戦後ゼロ年 東京ブラックホール』の中でも、大きな話題を集めた第三章「隠匿に狂奔するエリート」を公開します。  1946年、敗戦の翌年、東京湾で大量の財宝が発見されました。金、銀、プラチナ――、当時の金額で20億ドルに上るとされた財宝は、はたしてどこから来て、どこへ消えたのでしょうか?  占領期日本研究の第一人者、マサチューセッツ工科大学のジョン・ダワー名誉教授(

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貧困は拡大し、人命は軽視される…。すべての源は五輪イヤーにあった!〔後編〕 貴志謙介『1964 東京ブラックホール』より

貧困は拡大し、人命は軽視される…。すべての源は五輪イヤーにあった!〔後編〕 貴志謙介『1964 東京ブラックホール』より

 五輪イヤーの実相に迫るノンフィクション『1964 東京ブラックホール』。前編に引き続き、第一章後編を公開します。高度成長を下支えした出稼ぎ労働者の実態をつぶさに見ていきながら、東京一極集中のシステム――地方農村を犠牲にして繁栄する首都の姿――をあぶり出します。  ※本文中の筆者もしくは編集部による注は( )で示し、引用箇所の注は[ ]で示しています。また、引用した新聞・週刊誌・月刊誌の出典は( )で示しました。西暦が記されていないものは、1964年に印刷・刊行されたもので

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貧困は拡大し、人命は軽視される…。すべての源は五輪イヤーにあった!〔前編〕 貴志謙介『1964 東京ブラックホール』より

貧困は拡大し、人命は軽視される…。すべての源は五輪イヤーにあった!〔前編〕 貴志謙介『1964 東京ブラックホール』より

 労働者搾取、格差社会、性差別、猟奇犯罪、東京一極集中、一党支配、対米依存、汚職・隠蔽、そして疫病の蔓延。1964年と〈いま〉とは驚くほど類似点が多い。  東京五輪が開催され、高度成長の象徴としてノスタルジックに語られる1964年だが、その実態はどのようなものだったのか? 膨大な記録映像と史資料を読み解き見えてきたのは、いまも残るこの国の欠陥だった――。  6月27日発売のノンフィクション『1964 東京ブラックホール』。NHKスペシャル『東京ブラックホールⅡ 破壊と創造の1

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