教養・ノンフィクション

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中野京子「異形のものたち――絵画のなかの怪を読む 《ただならぬ気配①――廃墟・牢獄・脳内風景》」

中野京子「異形のものたち――絵画のなかの怪を読む 《ただならぬ気配①――廃墟・牢獄・脳内風景》」

 画家のイマジネーションの飛翔から生まれ、鑑賞者に長く熱く支持されてきた、名画の中の「異形のものたち」。  大人気「怖い絵」シリーズの作家が、そこに秘められた真実を読む。  ※当記事は連載第9回です。第1回から読む方はこちらです。 廃墟趣味  廃墟は独特のオーラを発している。歴史を語り、過去の栄光を偲ばせ、死者を蘇らせ、遠い未来をも想像させる。何よりそこには、ロマンと恐怖を撚り合わせた凄絶な美がある。幻影として、記憶として、ただならぬ気配としての美……。  だからこそヨー

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