教養・ノンフィクション

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敗戦直後の「地獄」は、物資の隠匿に狂奔したエリートの不正によってもたらされた〔後編〕 貴志謙介『戦後ゼロ年 東京ブラックホール』より

敗戦直後の「地獄」は、物資の隠匿に狂奔したエリートの不正によってもたらされた〔後編〕 貴志謙介『戦後ゼロ年 東京ブラックホール』より

 五輪イヤーの実相に迫るノンフィクション『1964 東京ブラックホール』の刊行を記念し、前編に引き続いて、著者・貴志謙介氏の前著『戦後ゼロ年 東京ブラックホール』の第三章「隠匿に狂奔するエリート」を公開します。  焼野原となった東京では、敗戦の年の国家予算に相当するほどの物資が隠匿され、結果、庶民の生活はひっ迫しました。ヤミ物資の存在を聞きつけ、市民たちは元陸軍倉庫や外務省に押しかけます。彼らを待っていたのは、ごまかそうとするも馬脚を現す旧軍人、禁制品の酒瓶はじめ大量の‟証拠

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敗戦直後の「地獄」は、物資の隠匿に狂奔したエリートの不正によってもたらされた〔前編〕 貴志謙介『戦後ゼロ年 東京ブラックホール』より

敗戦直後の「地獄」は、物資の隠匿に狂奔したエリートの不正によってもたらされた〔前編〕 貴志謙介『戦後ゼロ年 東京ブラックホール』より

 五輪イヤーの「闇」を描くノンフィクション『1964 東京ブラックホール』の刊行を記念して、著者・貴志謙介氏の前著『戦後ゼロ年 東京ブラックホール』の中でも、大きな話題を集めた第三章「隠匿に狂奔するエリート」を公開します。  1946年、敗戦の翌年、東京湾で大量の財宝が発見されました。金、銀、プラチナ――、当時の金額で20億ドルに上るとされた財宝は、はたしてどこから来て、どこへ消えたのでしょうか?  占領期日本研究の第一人者、マサチューセッツ工科大学のジョン・ダワー名誉教授(

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