教養・ノンフィクション

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絵を描いて有罪となった学生――証拠はねつ造され、彼らは刑務所に送られた。『証言 治…

 2020年10月24日、元美術教師の松本五郎(まつもと・ごろう)さんが亡くなられました。松本さんは、太平洋戦争中、北海道・旭川において、教員や学生ら79人が治安維持法違反を理由に検挙された「生活図画教育事件」の被害者の一人です。事件当時、学生だった松本さんは、美術部での活動が治安維持法違…

日本軍は何故全滅に追い込まれたのか。戦後75年目の夏。悲劇の真実に迫る。

 太平洋戦争で快進撃を続けてきた日本軍が、一転、敗北の道を突き進んでいく端緒となったガダルカナル島の戦い。「地獄の島」と言われたガダルカナル。いったい何があったのか。『ガダルカナル 悲劇の指揮官』(NHKスペシャル取材班著、2020年7月30日発行)が、「アメリカ海兵隊の戦闘記録」や「日本…

敗戦直後の「地獄」は、物資の隠匿に狂奔したエリートの不正によってもたらされた〔後編…

 五輪イヤーの実相に迫るノンフィクション『1964 東京ブラックホール』の刊行を記念し、前編に引き続いて、著者・貴志謙介氏の前著『戦後ゼロ年 東京ブラックホール』の第三章「隠匿に狂奔するエリート」を公開します。  焼野原となった東京では、敗戦の年の国家予算に相当するほどの物資が隠匿さ…

敗戦直後の「地獄」は、物資の隠匿に狂奔したエリートの不正によってもたらされた〔前編…

 五輪イヤーの「闇」を描くノンフィクション『1964 東京ブラックホール』の刊行を記念して、著者・貴志謙介氏の前著『戦後ゼロ年 東京ブラックホール』の中でも、大きな話題を集めた第三章「隠匿に狂奔するエリート」を公開します。  1946年、敗戦の翌年、東京湾で大量の財宝が発見されました。金…

貧困は拡大し、人命は軽視される…。すべての源は五輪イヤーにあった!〔後編〕 貴志謙…

 五輪イヤーの実相に迫るノンフィクション『1964 東京ブラックホール』。前編に引き続き、第一章後編を公開します。高度成長を下支えした出稼ぎ労働者の実態をつぶさに見ていきながら、東京一極集中のシステム――地方農村を犠牲にして繁栄する首都の姿――をあぶり出します。  ※本文中の筆者もし…

貧困は拡大し、人命は軽視される…。すべての源は五輪イヤーにあった!〔前編〕 貴志謙…

 労働者搾取、格差社会、性差別、猟奇犯罪、東京一極集中、一党支配、対米依存、汚職・隠蔽、そして疫病の蔓延。1964年と〈いま〉とは驚くほど類似点が多い。  東京五輪が開催され、高度成長の象徴としてノスタルジックに語られる1964年だが、その実態はどのようなものだったのか? 膨大な記録映像…

「脱落」するリスクは誰にでもある――日本経済を激しく蝕む、労働市場の「落とし穴」と…

 労働市場から100万人を超える“消えた”人々がいる――。  取材を進める中で著者たちに見えてきたのは、雇用統計にすら反映されず、労働市場から“消えた”状態となっている中高年たちの存在だった。その数、100万人超。働き盛りのはずの40代・50代に、いま何が起きているのか? 日本経済にまで負…