出向、早期退職、役職定年……
55歳の危機を突破して、後半生を幸せに生きるコツ――齋藤 孝
人生最大の転機が訪れるのが55歳。“仕事第一”の生活をまだまだ続けるか? それともギアチェンジして、新しい生き方に挑戦するか? 齋藤孝氏が教える、これからを幸せに生きるためにいちばん大切なこと。
55歳頃になると、社会における立ち位置について、変化が現れてきます。
その最大のものが、「暇になる」ということです。
「それどころか、近頃ますます忙しいよ。暇があったらどれだけいいことか」
「まだまだ働き盛りなのに、寂しいことを言わないでほしい」
そう反論される方も多いでしょ