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#翻訳書
人間には“太るスイッチ”があった!? 斬新なアプローチで肥満のメカニズムに迫り、その予防と治療を考える一冊『肥満の科学――ヒトはなぜ太るのか』(NHK出版)発売!
「肥満大国」とも呼ばれるアメリカ合衆国では、成人の1/3以上が肥満〔アメリカの基準ではBMI30以上〕に相当します。さまざまな慢性疾患の増加や高額な医療費にも影響して大きな社会問題になっているこのテーマに、かつてないアプローチで挑んだのが本書の著者、リチャード・J・ジョンソン医師です。著者の研究チームは、ある特性を持つ食べ物を摂取すると、人間の身体が脂肪を蓄えやすく、燃焼しにくくなる生物学的変化を起こすことを突き止め、その変化を「サバイバル・スイッチ」と呼ぶことにしました。
人類は暴力を克服できるか? スタンフォード大学の名物教授による人間行動の根源を探る旅、『善と悪の生物学ーー何がヒトを動かしているのか』(上下)より抜粋公開
スタンフォード大学の名物教授、ロバート・M・サポルスキー博士による『善と悪の生物学――何がヒトを動かしているのか』(上下)が10月26日に発売になりました。ある行動の瞬間から、その一秒前に脳内で起こっていること、数秒から数分前の感覚刺激、数時間から数日前のホルモンの状態……と時間を遡り、行動を決定する要因を探るというユニークかつ壮大な構成の本書は、「ワシントン・ポスト」紙が「2017年の10冊」に選び、ニューヨーク・タイムズ・ベストセラーにもなった話題作。ここでは、その待望の
「人間にとって説得力のある」文章を生成できるチャットボットは何をもたらすか? 「Chat GPT」を開発した研究機関・オープンAIの目指すものとは
かんたんな質問を入力するだけで、自然な文章で回答が生成される「Chat GPT」。2022年11月にリサーチプレビューとして一般公開されると、実際に使ってみたユーザがさまざまな反応を見せ、日本でも話題になっています。 質問への回答ばかりでなく、クリエイティブな文章やソースコードの作成といった指示にも応えるChat GPT。開発したAI研究機関・オープンAIとMicrosoft社が継続的なパートナーシップを結んでいるように、ビジネスへの有効利用が期待される一方で、倫理的な問
ずっと続く満ち足りた生活のために――今だから知っておきたい!「ウェルビーイング」にきく『WHOLE BRAIN 心が軽くなる「脳」の動かし方』
新型コロナウイルスの影響もあり、思考のパラダイムシフトやワークライフバランスの見直しがより重要視されるなか、大きな注目を浴びているのが「ウェルビーイング」という考え方です。「一時的な幸せ(happiness)」と異なり、「ウェルビーイング(well-being)」では満たされた状態が続きます。心身の健康だけでなく、幸せを感じたり社会的に良い状態を維持していたりするなどすべてが満たされている状態がウェルビーイングといえるでしょう。 脳卒中から回復するまでの体験を綴り、世界中