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「アントロポセン」から「ノヴァセン」へ――コロナでバーチャル化が進んだ今読むべき書 『WIRED』日本版編集長 松島倫明
「ガイア理論」の提唱者で、100歳となった世界的科学者ジェームズ・ラヴロック氏が地球と生命の未来を予測した書『ノヴァセン』を刊行して話題となっています。邦訳を務めた『WIRED』日本版編集長の松島倫明さんに、本書との出合いや魅力について伺いました。 ――本書に着目した理由を教えてください。著者のラヴロックに注目していたのでしょうか? ラヴロックが環境活動の論理的支柱となっているガイア理論を唱えた人物だというのはもちろん知っていました。それこそ日本だとガイア理論に影響を

2050年、暑さにより16億人に生命の危機が訪れる……『地球に住めなくなる日 「気候崩壊」の避けられない真実』より抜粋掲載③〔全3回〕
「今世紀末までに日本を含むアジアの大部分が居住不可能」「4℃の上昇で北極圏にヤシの木が生える」など、気候変動をめぐる数々の衝撃的な予測で世界的な反響を呼んだ『地球に住めなくなる日 「気候崩壊」の避けられない真実』が、遂に日本登場。はたして「戦慄の未来」は訪れるのか? われわれに救いの道は残されているのか? 本日発売の本書よりその一部を抜粋して全3回にわたってご紹介します。 頻発する殺人熱波 実のところ、私たちはすでに危険域に入っている。1980年以降、強烈な熱波の発生は

2℃の気温上昇でホロコースト25回分の死者が! 『地球に住めなくなる日 「気候崩壊」の避けられない真実』より抜粋掲載②〔全3回〕
「今世紀末までに日本を含むアジアの大部分が居住不可能」「4℃の上昇で北極圏にヤシの木が生える」など、気候変動をめぐる数々の衝撃的な予測で世界的な反響を呼んだ『地球に住めなくなる日 「気候崩壊」の避けられない真実』が、遂に日本登場。はたして「戦慄の未来」は訪れるのか? われわれに救いの道は残されているのか? 2020年3月14日(金)の発売に先がけ、本書よりその一部を抜粋して全3回にわたってご紹介します。 平均気温が4℃上昇した世界 複雑な気候システムを理解し、気温が2℃

殺人的な熱波、大規模な洪水・山火事、深刻な大気汚染、経済破綻、気候戦争……『地球に住めなくなる日 「気候崩壊」の避けられない真実』より抜粋掲載①〔全3回〕
「今世紀末までに日本を含むアジアの大部分が居住不可能」「4℃の上昇で北極圏にヤシの木が生える」など、気候変動をめぐる数々の衝撃的な予測で世界的な反響を呼んだ『地球に住めなくなる日 「気候崩壊」の避けられない真実』が、遂に日本登場。はたして「戦慄の未来」は訪れるのか? われわれに救いの道は残されているのか? 2020年3月14日(金)の発売に先がけ、本書よりその一部を抜粋して全3回にわたってご紹介します。 いま何が起きているのか 気候変動の実態は思った以上に深刻だ。進行は