教養・ノンフィクション

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感動と共感の波がいまなお広がり続け、胸を打つ――国境や文化の壁を越えて讃えられた医師・中村哲さんの遺した言葉と人としての在り方とは

感動と共感の波がいまなお広がり続け、胸を打つ――国境や文化の壁を越えて讃えられた医師・中村哲さんの遺した言葉と人としての在り方とは

 昨年12月、アフガニスタンで銃撃を受けて亡くなった中村哲さん。医師として訪れたアフガニスタンで深刻な旱魃に苦しむ現地の人々の暮らしを目の当たりにした中村さんは、「水があれば多くの病気と帰還難民問題を解決できる」と思い至って1600本もの井戸を掘り、25kmにもおよぶ用水路を拓くなどの灌漑活動を続けてきた。長年の活動が認められ、アフガニスタンの国家勲章や名誉市民権が授与されて功績が讃えられた一方、現地の人々からは「カカ・ムラド(ナカムラのおじさん)」と呼ばれて親しまれていた。

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