教養・ノンフィクション

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貧困は拡大し、人命は軽視される…。すべての源は五輪イヤーにあった!〔後編〕 貴志謙介『1964 東京ブラックホール』より

貧困は拡大し、人命は軽視される…。すべての源は五輪イヤーにあった!〔後編〕 貴志謙介『1964 東京ブラックホール』より

 五輪イヤーの実相に迫るノンフィクション『1964 東京ブラックホール』。前編に引き続き、第一章後編を公開します。高度成長を下支えした出稼ぎ労働者の実態をつぶさに見ていきながら、東京一極集中のシステム――地方農村を犠牲にして繁栄する首都の姿――をあぶり出します。  ※本文中の筆者もしくは編集部による注は( )で示し、引用箇所の注は[ ]で示しています。また、引用した新聞・週刊誌・月刊誌の出典は( )で示しました。西暦が記されていないものは、1964年に印刷・刊行されたもので

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貧困は拡大し、人命は軽視される…。すべての源は五輪イヤーにあった!〔前編〕 貴志謙介『1964 東京ブラックホール』より

貧困は拡大し、人命は軽視される…。すべての源は五輪イヤーにあった!〔前編〕 貴志謙介『1964 東京ブラックホール』より

 労働者搾取、格差社会、性差別、猟奇犯罪、東京一極集中、一党支配、対米依存、汚職・隠蔽、そして疫病の蔓延。1964年と〈いま〉とは驚くほど類似点が多い。  東京五輪が開催され、高度成長の象徴としてノスタルジックに語られる1964年だが、その実態はどのようなものだったのか? 膨大な記録映像と史資料を読み解き見えてきたのは、いまも残るこの国の欠陥だった――。  6月27日発売のノンフィクション『1964 東京ブラックホール』。NHKスペシャル『東京ブラックホールⅡ 破壊と創造の1

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