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2020年11月の記事一覧
戸田山和久『思考の教室──じょうずに考えるレッスン』——『思考の教室』に目を通して、精選5問に挑戦してみよう! 練習問題エクストラ《問題編①》
『思考の教室』の読者のみなさん。拙著を読んでいただいて、ありがとうございます。初めて会う方に「読みましたよ」と言ってもらえたりするのが、著者としてはいちばん嬉しいことなのです。 『思考の教室』はワークブックとしても使えることを目指したので、練習問題をたっぷり掲載しました。ぜんぶで42問。楽しんで解いてもらえたでしょうか。 執筆の過程では、その倍近くの問題を作ってありました。ぜんぶ採用するととんでもない厚さの本になってしまうので、泣く泣く削りました。問題を作るのは難しい。手間
「コロナ禍では独裁がメリット?」「SNSが民主主義の限界を暴く?」2500年規模の世界史を大胆に整理し、「独裁」を切り口に語りなおす!――新刊『独裁の世界史』より
世界から独裁者が消えないのはなぜか? テクノロジーの進化が可能にする「デジタル独裁」にどう向き合うべきか? 我々日本人にとって絶対的な「正」に思われる民主政も、歴史をひもとくとあながちそうとは言いきれません。冒頭に挙げた、現代社会における素朴な疑問や喫緊に迫る懸念に答えるには、意外にも古代史にまで遡って先人たちの経験をたどることが近道です。 当記事では、11月10日に発売された古代ローマ史の泰斗・本村凌二氏の新著『独裁の世界史』より、序「いま、なぜ独裁を考えるのか」を一