直木賞作家・今村翔吾が8人の戦国武将をプロファイリング!
三英傑(信長、秀吉、家康)から、著作『じんかん』の主人公・松永久秀や『八本目の槍』の石田三成まで、直木賞作家・今村翔吾さんが、8人の英雄たちの素顔に迫った新書、『戦国武将を推理する』が発売されました。
武将たちは何を目指し、何に賭け、何に心動かされたのか――今村流推察で解き明かします。
今回は本書の刊行を記念し、「はじめに」を特別公開いたします。
はじめに 私が歴史を好きになったのは何時からだろうか。小学校五年生の頃、古本屋の軒先に置かれていた『真田太平記』全巻を買って貰い