NHK出版新書

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小松左京『日本沈没』はなぜ圧倒的なリアリティを持ち、古びないのか?

小松左京『日本沈没』はなぜ圧倒的なリアリティを持ち、古びないのか?

 7/9に配信される、湯浅政明監督によるNETFLIXオリジナルアニメシリーズ『日本沈没2020』。その原作である『日本沈没』は、小松左京の代表作であり、戦後日本のSFにおける最大のベストセラー小説です。  発表から50年近く経過した現在でもリアリティを失わない、この作品の強度は何に由来するのでしょうか? 7月10日に発売されるNHK出版新書『いまこそ「小松左京」を読み直す』より、『日本沈没』を扱った第3章の一部を抜粋掲載します。 *     *     * 空前の大ベス

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SFはなぜ「滅亡的事態」を描くのか?――混濁した不透明な世界で生きるために

SFはなぜ「滅亡的事態」を描くのか?――混濁した不透明な世界で生きるために

 未知のウイルス・パンデミックを描いた『復活の日』、日本の国土が海没する『日本沈没』等の小説がいまふたたび注目されているSF作家、小松左京。まるで「予言の書」のように受容される先見的な作品は、どのような問題意識に基づいて書かれたのでしょうか。  7月10日刊行のNHK出版新書『いまこそ「小松左京」を読み直す』では、評論家の宮崎哲弥さんが『地には平和を』『果しなき流れの果に』『日本沈没』『ゴルディアスの結び目』『虚無回廊』等の代表作を読み解き、「戦後最大の知識人」小松左京の思索

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