NHK出版新書

70

「出来合いの物語に自分を寄せずに生きていく」――赤坂真理×小島慶子『愛と性と存在のはなし』刊行記念対談(後編)

 作家・赤坂真理さんの新刊『愛と性と存在のはなし』の刊行を記念して、2020年12月、ゲストにエッセイストの小島慶子さんを迎え、オンライン対談「性をめぐる生きづらさと希望」を開催しました。終了後、SNS上で多くの反響を呼んだ同イベントから、当記事ではその内容をダイジェストにしてお届けする後編です。 ※前編はこちらからお読みいただけます。 可視化されない男の生きづらさ 小島 最近は、さまざまなマイノリティの問題に、社会課題として光が当たることが多くなってきました。マイノリティ

スキ
14

「性の苦しみは、未だ言葉のないものばかり?」――赤坂真理×小島慶子『愛と性と存在のはなし』刊行記念対談(前編)

 作家・赤坂真理さんの新刊『愛と性と存在のはなし』の刊行を記念して、2020年12月、ゲストにエッセイストの小島慶子さんを迎え、オンライン対談「性をめぐる生きづらさと希望」を開催しました。終了後、SNS上で多くの反響を呼んだ同イベントから、当記事ではその内容をダイジェストにしてお届けします。 未だ言葉のない苦しみを語る難しさ 小島 赤坂さんとこうやって一対一でお話しするのは初めてなんです。今回の『愛と性と存在のはなし』、心に蓋をしていたことや、自らクローゼットに押し込んでい

スキ
13

生まれた性にくつろげる人は、本当にいるだろうか?――赤坂真理『愛と性と存在のはなし』刊行に寄せて

 11月10日に、『愛と性と存在のはなし』という本を刊行した。長いあいだ持ってきた違和感や、未だ言語化されたことのない、もやもやした生きにくさなどに、端を発した本だと言える。が、書き終わって、その先に、あるいはその奥を突き抜けて、希望はあるのだと、自分自身が思えた本だった。  この本を手にしてくださった方は、少し変わった印象を持たれるかもしれない。これは社会批評なのか、個人的な物語なのか、と。  両方である。  この本には、社会考察とともに、わたしという一人の人間の、心も

スキ
26

対談 鈴木 晶×岸見一郎 フロムの「愛」と アドラーの「勇気」に学ぶ

2019年3月24日、梅田 蔦屋書店にて、1月にNHK出版新書『フロムに学ぶ 「愛する」ための心理学』を刊行した著者・鈴木晶氏と、ベストセラー『嫌われる勇気』でおなじみの哲学者・岸見一郎氏によるトークイベントが開催されました。ここでは、心理学者のフロムとアドラーの話を中心に、大いに盛り上がったイベントの様子をお届けします。 進行・三砂慶明(梅田 蔦屋書店 人文コンシェルジュ) 写真提供・梅田 蔦屋書店 エーリッヒ・フロムについて ――鈴木先生、岸見先生、本日はご来店いただ

スキ
42